AFCチャンピオンズリーグ2023/24 決勝 (エーエフシーチャンピオンズリーグ2023/24 けっしょう、英 : AFC Champions League 2023/24 Final )は、アジアサッカー連盟 (AFC)により開催されたAFCチャンピオンズリーグ2023/24 の決勝戦で、21回目のAFCチャンピオンズリーグ (ACL)の決勝戦(AFCアジアクラブ選手権時代を含めると42回目)。
チーム
次の表は、2002年までのアジアクラブ選手権時代を含む。
決勝に駒を進めたのは、クラブ初の決勝進出でアジアタイトルを目指す横浜F・マリノスと[注釈 1] [1] 、2016年大会以来7大会ぶりの決勝進出で、ACLとなって初の大会である2002-03 シーズン以来の優勝を目指すアル・アインの両クラブ[3] 。
横浜F・マリノス監督のハリー・キューウェル とアル・アイン監督のエルナン・クレスポ は現役時代に5度の対戦経験があり、特にUEFAチャンピオンズリーグ 2004-05 決勝 (いわゆる「イスタンブールの奇跡」)ではキューウェルがリヴァプール の、クレスポがミラン の先発メンバーにそれぞれ名を連ねたこともあって、両監督の因縁が語られる対戦ともなった[4] 。
会場
今大会の決勝は前大会同様ホーム・アンド・アウェー 方式で開催される。第1戦が横浜F・マリノスのホームである横浜国際総合競技場 で[注釈 2] (神奈川県 横浜市 港北区 )、第2戦がアル・アインのホームであるハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアム (アブダビ首長国 アル・アイン )でそれぞれ開催される。
決勝戦までの道のり
註: 以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している。
第1戦
両クラブとも直近の国内リーグからメンバーをほぼ全員入れ替えて臨んだ第1戦、序盤からボールを握って横浜FMが主導権を握ろうとするが、逆に前半12分、自陣左サイドでのスローインの流れから、中盤でMFパク・ヨンウ のフリックを受けたアルアインFWスフィアン・ラヒミ がボールを前方に送り、俊足を飛ばして横浜FM DFエドゥアルド と入れ替わると横浜FM GKポープ・ウィリアム と1対1の局面を作り出し、シュートが一旦はポープに阻まれるものの、こぼれ球をMFムハンマド・アッバース (英語版 ) が押し込んで、アウェーのアルアインが先制する[5] 。その後は横浜FMが再びボールを握り押し込む場面も作り、27分には横浜FM DF永戸勝也 のシュートがアルアインGKハーリド・イーサ に阻まれ[6] 、逆に30分にはアルアインFWカク の縦パスを受けたFWマティアス・パラシオス (英語版 ) がGKポープの股下を抜くシュートでゴールネットを揺らす(VAR介入によりオフサイドの判定)[5] など一進一退の攻防を繰り返し、前半は0-1でアルアインリードで折り返す。
後半も立ち上がりからアルアインにカウンターの場面を作られ、FWカクのラストパスに抜け出したFWラヒミと再び1対1の局面を作り出されるもDF永戸がブロックして危機を凌ぐ[5] といった状況が続くと、横浜FMは60分(後半15分)にMF渡辺皓太 とFW宮市亮 を投入し状況の打開を図る。すると72分(後半27分)、横浜FM FWアンデルソン・ロペス の右展開からFWヤン・マテウス が中央にクロスを送ると、これに中央で合わせたMF植中朝日 がヘディングでゴールに叩き込み、横浜FMが同点に追いつく[5] [6] 。更に攻勢を強める横浜FMは85分(後半40分)、コーナーキックの流れから再びヤン・マテウスのクロスボールにFW宮市がボレーで折り返すと中央で待ち構えていたMF渡辺皓太が合わせてゴールネットを揺らす。一旦はオフサイドの判定となるが、VAR介入の結果ゴールが認められ、横浜FMが逆転に成功する[5] [6] 。そのまま横浜FMが逃げ切り、第1戦で勝利した状態で第2戦に臨むことになった。
第2戦
脚注
注記
出典
外部リンク