2021–22 ISUグランプリシリーズは、2021年にアメリカ、カナダ、イタリア、日本、フランス、ロシアで開催された一連のフィギュアスケート競技大会の総称。
第3戦に予定されていた中国杯が中国国内の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染再拡大を理由に中止[1]となり、イタリア・トリノでの代替地開催となった[2]。
12月に大阪で予定されていたグランプリファイナルは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新たな変異などによる日本の水際対策が強化されたことなどを受けて開催中止となった[3]。
概要
2021-2022シーズンのISUグランプリシリーズ。アメリカ、カナダ、イタリア[4]、日本、フランス、ロシア各国開催の6大会、及び決勝大会であるISUグランプリファイナルで構成される。国際スケート連盟が企画し、各国のフィギュアスケート競技統括団体が運営に当たる。前シーズンの国際競技会成績などにより選抜された選手が出場し、男女シングル、ペア、アイスダンス競技が行われる。
大会日程
大会中止
グランプリファイナルは、ISUジュニアグランプリファイナルと同時開催される。
出場資格
シリーズ出場資格
スケートアメリカ、スケートカナダ、イタリア大会、NHK杯国際フィギュアスケート競技大会、フランス大会、ロステレコム杯の6大会については、前年度の世界選手権の上位者、ISU世界ランキングやシーズンベストスコアの上位選手などが出場資格を獲得する。
出場のためのミニマムスコアが設定されており、2020年世界選手権[5]の優勝者の3/5のスコア、もしくは設定された最低技術点のどちらかをクリアしている必要がある。
カテゴリー
|
スコア
|
女子 |
133.94
|
男子 |
192.84
|
ペア |
147.50
|
アイスダンス |
124.32
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カテゴリー
|
ショート(SP/SD)
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フリー(FS/FD)
|
女子 |
24.78 |
45.21
|
男子 |
34.51 |
76.57
|
ペア |
26.48 |
50.34
|
アイスダンス |
26.62 |
38.36
|
ファイナル出場資格
スケートアメリカからロステレコム杯までの6試合の順位に応じて選手に得点が与えられ、合計得点上位6選手(組)が決勝大会であるISUグランプリファイナルの出場資格を得る。複数の選手(組)が同点で並んだ場合は最高順位の高い選手(組)が、さらに最高順位も同じだった場合はスコア合計の高い選手(組)が出場資格を得る。上位6選手(組)の中に辞退者が出た場合は獲得ポイント7位以下の選手(組)が繰り上がる。
各大会の順位に応じて与えられる得点は以下のとおり。
順位
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男女シングル
|
ペア アイスダンス
|
1位
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15点 |
15点
|
2位
|
13点 |
13点
|
3位
|
11点 |
11点
|
4位
|
9点 |
9点
|
5位
|
7点 |
7点
|
6位
|
5点 |
5点
|
7位
|
4点 |
-
|
8位
|
3点 |
-
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賞金
各大会での成績に応じ、以下の賞金が与えられる。
順位
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ファイナル以外の各大会
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ファイナル
|
1位
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18,000米ドル
|
25,000米ドル
|
2位
|
13,000米ドル
|
18,000米ドル
|
3位
|
9,000米ドル
|
12,000米ドル
|
4位
|
3,000米ドル
|
6,000米ドル
|
5位
|
2,000米ドル
|
4,000米ドル
|
6位
|
-
|
3,000米ドル
|
競技結果
シリーズ成績
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
各大会成績
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
新型コロナ対策
脚注
- ^ “フィギュア中国杯が中止に 新型コロナ感染再拡大で”. AFPBB News. AFPBB News (2021年8月18日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “中止のフィギュア中国杯、トリノで代替開催”. AFPBB News. AFPBB News (2021年8月31日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “ISU グランプリファイナル 国際フィギュアスケート競技大会 大阪 2021 開催中止について”. 日本スケート連盟. 公益財団法人日本スケート連盟 (2021年12月2日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ 中国杯中止の為の代替開催
- ^ “ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2020 中止”. 日本スケート連盟 (2020年3月12日). 2021年10月24日閲覧。
出典
シリーズ順位
外部リンク
関連項目
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現存の大会 | |
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代替開催された大会 | |
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かつて開催されていた大会 | |
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シーズン | |
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