2009年世界水泳選手権(2009ねんせかいすいえいせんしゅけん)は、2009年7月17日から8月2日までイタリア・ローマのフォロ・イタリコ水泳場で開催された第13回世界水泳選手権である。
概要
史上最多の185の国と地域から2556選手が参加する最大規模の大会になった[1]。1994年大会と同じ屋外プールで行われた。
2005年にモントリオールで行われたFINA理事会でアテネ(ギリシャ)・モスクワ(ロシア)・横浜(日本)を破り、ローマでの開催が決定した。同大会には日本の横浜市も名乗りを挙げていた。メイン会場は横浜アリーナで、横浜国際プールなどにも会場に設ける予定だった。この失敗を受けて、第50回世界卓球選手権個人戦の誘致へと進んだ。
高速水着の影響で今大会では、競泳で史上最多となる43の世界新記録が誕生した。
日程
7月/8月 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
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25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
1 |
2 |
計
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式典 |
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●
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競泳
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4
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4
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5
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4
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5
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5
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6
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7
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40
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オープンウォータースイミング
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2
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2
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2
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6
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飛込競技
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1
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2
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2
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2
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1
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1
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1
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10
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水球
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1
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1
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2
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シンクロナイズドスイミング
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1
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1
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1
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1
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1
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1
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1
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7
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決勝 |
1 |
2 |
3 |
1 |
5 |
3 |
2 |
2 |
4 |
4 |
4 |
5 |
4 |
5 |
6 |
7 |
7 |
65
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競技結果
競泳
男子
女子
飛込競技
シンクロナイズドスイミング
水球
オープンウォータースイミング
国別メダル受賞数
その他の話題
飲みもの戦争
この大会では、公式飲料の提供社がどこになるかにも注目が集まっていた。
2005年、Finaは世界水泳など、オリンピック等の総合大会を除くFina主催・主轄大会における公式飲料提供社にヤクルト本社を選び、コカ・コーラグループの独占を崩した。しかし、これは4年契約であり、2009年4月、さらに3年の契約を更新した。競泳会場には、巨大なヤクルトの容器を模ったオブジェが置かれていたが、公式スポーツドリンクは、改良型「ソーピード」であった。
高速水着問題
競技と並行して、Finaの総会も行われ、Speedoのレーザー・レーサーに端を発した「高速水着問題」に関する審議が行われた。
7月28日、米国の提案による以下の事項が了承され、2010年から実施に移されることとなった。今後細目を詰めて秋までに発表するが、当初1月としていた実施時期は、各水着メーカーに対応の時間を与えるため、春に延期された。
- 素材は、水を通す織物製に限り、水を弾く性質の素材(ラバーなどシート状のもの)は、たとえ部分的であっても使用禁止
- 最大許容形状は、下は男女とも膝上まで。上は男が腰まで、女は肩まで。それ以上の面積を覆う水着の着用は禁止
「フジヤマのトビウオ」客死
大会最終日の8月2日、Fina副会長で日本水泳連盟名誉会長の元自由形世界記録保持者の古橋廣之進が滞在していたローマ市内のホテルにおいて急性心不全のため死去。満80歳没。
古橋は大会開催期間中の7月24日に現地で行われたFina総会において、副会長として再任されたばかりであった。この日の午後の決勝戦で、会場に半旗の日本国旗が掲げられ、Fina役員や選手、観客合同で競技開始前に1分間の黙祷が捧げられた。
日本での放送
脚注
- ^ 世界水泳に過去最多の2556選手が参加
- ^ 7月31日(日付上8月1日)放送の男子200m背泳ぎのレースは一部インターネット報道で結果が先に出た(ピアソルが世界新記録・1分51秒92で優勝。入江2位ながら日本新記録・1分52秒51)ため、結果的にネタバレ放送となった。
外部リンク