『1秒先の彼女』(いちびょうさきのかのじょ、原題:消失的情人節)は、2020年公開の台湾映画。2020年(第57回)金馬奨で作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞を受賞[2]。
2023年に『1秒先の彼』のタイトルで日本版のリメイク映画が公開[3]。
あらすじ
せっかちなヒロインが、デートしようとしたら、いつの間にか翌日になっていた。デートの日に何があったかを探ろうとしてキーマンを発見する[4]。
キャスト
スタッフ
- 監督:チェン・ユーシュン[1]
- 脚本:チェン・ユーシュン
- 撮影:チョウ・イーシェン
- 美術:ワン・ジーチョン
- 編集:ライ・シュウション
- 音楽:ルー・リューミン
評価
2021年7月1日号の週刊文春のクロスレビュー「シネマチャート」では、5人の評者のうち1人が5点満点、3人が4点、1人が3点。
2021年6月27日発行のしんぶん赤旗日曜版『にちようシネマ館』では、(空)と名乗る評者が「実に見事な脚本です」と評した。
日本版
『1秒先の彼』(いちびょうさきのかれ)のタイトルで、2023年7月7日に公開[3][5]。監督は山下敦弘、脚本は宮藤官九郎[6]。主演は岡田将生と清原果耶[3]。
キャラクター設定が男女逆となり、京都を舞台に物語が展開される[3]。
キャスト(日本版)
主要人物
- 皇一(すめらぎ・はじめ)
- 演 - 岡田将生(幼少期:柊木陽太[7])
- 何でも1秒早い郵便局員。仕事は効率的にこなせても恋愛は不得意。よく「残念なイケメン」と言われる。
- 花火大会でのデートを控えていたが、何らかの要因でデートの翌日に目を覚ましてしまう。
- 長宗我部麗華(ちょうそかべ・れいか)
- 演 - 清原果耶(幼少期:加藤柚凪[7])
- 何でも1秒遅い大学生。留年し続けて現在7回生の25歳。毎日郵便局に通い、とある宛先に手紙を送り続けているが…。
周辺人物
- 桜子(さくらこ)
- 演 - 福室莉音[7]
- ハジメが想いを寄せる、路上ミュージシャン。ハジメと “花火大会デート”の約束をする。
- 釈迦牟尼仏憲(みくるべ・けん)
- 演 - 荒川良々[8]
- 謎のバス運転手。レイカと同様に「消えた1日」の秘密を握る。
- エミリ
- 演 - 松本妃代[7]
- ハジメの職場の同僚で元カノ。交際期間26日にハジメを振った。
- 小沢
- 演 - 伊勢志摩[5]
- ハジメの同僚。ハジメに毒舌で的確なツッコミを入れる。
- 皇舞(すめらぎ・まい)
- 演 - 片山友希[5]
- ハジメの妹。ハジメとミツルの3人で長屋で同居している。
- 皇清美(すめらぎ・きょみ)
- 演 - 羽野晶紀[9]
- ハジメの母。いつも忙しないハジメのことを心配している。
- 皇平兵衛(すめらぎ・ヘいベえ)
- 演 - 加藤雅也[9]
- ハジメの父。ハジメが高校生のときに「みょうがとパピコ」を買いに行ったきり戻ってきていない。
その他
- エミリの彼氏
- 演 - 朝井大智[7]
- ミツル
- 演 - しみけん[5]
- 舞の彼氏。ハジメのことを「お義兄さん」と呼んでいる。
- 花火師
- 演 - 山内圭哉[7]
- ハジメがデートをする予定だった花火大会の花火師。
- 写真店の店主
- 演 - 笑福亭笑瓶[8]
- ハジメの写真が飾られていた写真館の店主。
- 笑福亭笑瓶
- 演 - 笑福亭笑瓶(本人役、一人二役)[8]
- ラジオ番組「笑瓶のおばんざいナイト」のラジオDJ。ラジオを通してハジメの悩みをよく聞いてくれる。
スタッフ(日本版)
脚注
出典
外部リンク
金馬奨最優秀作品賞 (タイトルの「」は、日本未公開作品を表す) |
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