黒部川明日温泉(くろべがわあけびおんせん)は、富山県下新川郡入善町舟見および黒部市宇奈月町明日にある温泉[1]。温泉名の「明日」は隣接する黒部市の地名からとられているが、入善町にもまたがっている。
概要
- 1985年(昭和60年)
- 3月 - 温泉掘削を開始[2]
- 7月 - 地下500mで39℃の温泉が毎分50リットルで自噴し始める[2]。
- 年末 - 地下680mで45.8℃の温泉が毎分3,600リットルで自噴[2]。
- 1988年(昭和63年)4月 - 公衆浴場『明日やまばなの湯』開業。それまでは野ざらしで湯舟を据えていた時期もあったが、衛生や風紀上の問題から中止となっていた[2]。
- 1990年(平成2年) - 『バーデン明日』創業[1]。
- 1993年(平成5年)9月 - 露店大岩露天風呂完成[1]。
泉質
『黒部川明日温泉』と『明日法福寺温泉』の2つの源泉があり、いずれも黒部市内に属する[3]ナトリウム炭酸水素塩化物泉である[1]
温泉街
入善側には一軒宿の「黒部川明日温泉元湯 バーデン明日」が存在する。バーデン明日は鉄筋3階建てて部屋数は319室(うちツインの洋室2室)。客室の他に、宴会場や会議室、屋内プールがある。隣接して水耕楽園という農場があり、ここで摂れた野菜は会席メニューの材料として使用される[1]。
バーデン明日の近くには「舟見寿楽苑」(1977年9月26日起工、1978年4月13日開業[4])「ふなみの湯 ふれあい温泉」および「ひばりの湯」(手足湯)も存在する。
黒部側には明日山荘さか栄(旧明日温泉山荘)が存在する。こちらの源泉の名称は『明日法福寺温泉』である[3]。こちらは入浴のみの場合は「貸切制」となっているため、事前予約が必要である[5]。
脚注
- ^ a b c d e 『全国温泉大事典』(1997年12月18日、旅行読売出版社発行)462ページ。
- ^ a b c d 『富山いで湯風土記』(1989年9月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)345 - 346ページ。
- ^ a b 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)139頁。
- ^ 『広報にゅうぜん 昭和29年9月~昭和58年3月 縮刷版』(1983年10月1日、入善町役場発行)『あゆみ』15頁より。
- ^ 明日山荘 さか栄(旧 明日温泉山荘)(ニフティ温泉、2023年8月19日閲覧)
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