黒薙川(くろなぎがわ)は、富山県黒部市と下新川郡朝日町を流れる河川で、黒部川最大の支流。上流で北又谷と柳又谷を合わせて黒薙川となる。北又谷と柳又谷はどちらも日本百名谷の一つ。初雪山や犬ヶ岳を源流とする。
概要
黒薙川下流では黒薙温泉が河川敷からも噴出している。この源泉は湯量が極めて多い為、宇奈月温泉に引湯され利用されている。
急流であるため砂防施設がある[1]。
2019年(令和元年)9月2日より断続的な濁りが確認され、崩壊についての調査がなされたが、災害に影響するような大きな崩壊はないとのことだった[2] 。
上流では北又谷と柳又谷に分かれる。どちらも黒部峡谷の名渓にて、日本百名谷に指定された。
北又谷
日本百名谷に指定されている名渓で、大ゴルジュが広がり沢登りの難易度は高い。
最大の滝は国土地理院地図にも記載されている魚止滝。
柳又谷との合流地点で黒薙川に名を変える。
地理
主な支流
- 吹沢谷
- 黒岩谷
- 漏斗谷(じょうごたに)-無数の滝があり、沢登りの難易度が高い[3]
- 恵振谷 (いぶりたに)
- 杉谷
- 柳又谷 - 日本百名谷。源流は白馬岳。
- 十六谷
- 六兵衛谷
- ゼンマイ谷
- 水谷
- オレントメン谷
- タンバラ谷
- カシ薙深層谷
- 猪頭谷
- コブ杉谷
- 大深層谷
滝
峠
脚注
参考文献
関連項目