19世紀及び20世紀初頭には、アマチュア研究家による野鳥の卵の採集は鳥類学の立派な一分野だとみなされてきたが、20世紀中盤から、しだいに科学というよりは趣味とみなされるようになってきた。1954年イギリスの野鳥保護法によって、野鳥の卵の採集は法的に不可能になり、イギリスその他の国ではアンダーグラウンドで不法なものになってしまった。採集家は、2000年に制定された、「the Countryside and Rights of Way Act 2000(田園地域及び通行権に関する法律)」によって、野鳥の卵を保持しているだけで6ヶ月以下の懲役に処せられるという病的な強迫観念にさいなまれることになってしまった。