飯田 豊(いいだ ゆたか、1979年 - )は、メディア論、メディア技術史、文化社会学などを専門とする日本の社会学者[1]、立命館大学産業社会学部教授[2][3]。
経歴
広島県生まれ[1]。
東京大学工学部機械情報工学科に学び[2]、ロボット研究に携わる傍ら、サークル活動はBillboard研究会に参加して、洋楽に数多く触れた[3]。
2001年に工学部を卒業し[2]、メディア論に進路を転じて[3]、大学院学際情報学府学際情報学専攻に進み、修士(学際情報学)を取得し、さらに博士課程に進んで2010年まで在籍した[2]。
この間、2007年に福山大学人間文化学部メディア情報文化学科講師となり、2012年には立命館大学産業社会学部准教授に転じ、2022年に教授へ昇任した[2]。
立命館大学では、大学院社会学研究科のほか、衣笠総合研究機構クリエイティブ・メディア研究センター、総合科学技術研究機構先端ロボティクス研究センターも兼任している[2]。
おもな著書
単著
- テレビが見世物だったころ ―初期テレビジョンの考古学、青弓社、2016年
- メディア論の地層 ―1970大阪万博から2020東京五輪まで、勁草書房、2020年
- こころをよむ メディアの歴史から未来をよむ、NHK出版、2024年
編著
- メディア技術史 ―デジタル社会の系譜と行方、北樹出版、2013年
- メディア技術史 ―デジタル社会の系譜と行方[改訂版]、北樹出版、2017年
共著
共編著
- (立石祥子との共編著)現代メディア・イベント論 ―パブリック・ビューイングからゲーム実況まで、勁草書房、2017年
- (高野光平、加島卓との共編著)現代文化への社会学 ―90年代と「いま」を比較する、北樹出版、2018年
- (神野由紀、辻泉との共編著)趣味とジェンダー ―〈手づくり〉と〈自作〉の近代、青弓社、2019年
脚注
外部リンク