阿部 善右衛門 (あべ ぜんえもん、1914年 3月20日 - 1999年 6月16日 [ 1] )は、日本 の電気工学者[ 2] 。
経歴
東北大学電気通信研究所 助教授、日立製作所中央研究所 部長、北海道大学応用電気研究所 教授、武蔵工業大学 教授等を歴任した[ 3] [ 4] 。
業績
核磁気共鳴画像法 (MRI)を含む生体電子工学の分野で数々の先駆的な業績を残した。1973年に磁場焦点法を使った生体内の局所領域の核磁気共鳴 (NMR)信号の収集に成功した[ 5] [ 6] [ 7] [ 8] 。
著書
論文
田中邦雄、今井正明、阿部善右衛門「NMRによる生体計測(III)-体外からの血流量測定に関する基礎的検討 第10回日本ME学会大会 予稿集」第2-3-6巻、1971年。
阿部善右衛門、今井正明、田中邦雄「核磁気共鳴現象による生体計測(第6報)」『電子通信学会 医用電子生体工研資』第72巻第20号、1972年。
Abe Z; Tanaka K; Hotta M (1974). Biological and clinical effects of low-frequency electric and magnetic fields . Springfield, IL: Charles C. Thomas. pp. 295-315.
田中邦雄、佐野文男、阿部善右衛門「核磁気共鳴現象による無侵襲生体計測法の研究 」『医用電子と生体工学』第12巻第2号、1974年、81-89頁、doi :10.11239/jsmbe1963.12.81 。
田中邦雄,清水哲也,佐野文男,阿部善右衛門、「核磁気緩和時間による腫瘍検出法に関する基礎的研究 」 『医用電子と生体工学』 1976年 14巻 1号 p.25-32, doi :10.11239/jsmbe1963.14.25
阿部善右衛門, 山田芳文、「核磁気共鳴現象によるイメージング 」 『医用電子と生体工学』 1979年 17巻 7号 p.530-537, doi :10.11239/jsmbe1963.17.530
山本悦治, 山田芳文, 阿部善右衛門. "核磁気共鳴現象による無侵襲生体計測--焦点用磁場発生法に関する理論的および実験的検討." 応用電気研究所報告 29.4 (1977): p213-234, NAID 40000276655 .
田中邦雄, 山田芳文, 阿部善右衛門. "NMR による無侵襲生体計測の実験的検討 (核磁気共鳴現象による無侵襲生体計測の研究 (総合報告))." 応用電気研究所報告 29.3 (1977): p158-173.
阿部善右衛門. "本研究の目的と研究の経緯 (核磁気共鳴現象による無侵襲生体計測の研究 (総合報告))." 応用電気研究所報告 29.3 (1977): p135-141.
山田芳文, 田中邦雄, 阿部善右衛門. "核磁気緩和時間のスペクトル的分離法." 電子情報通信学会論文誌 C 61.1 (1978): 9-16.
田中邦雄,日下部光俊,山田芳文,阿部善右衛門. "磁場焦点法 NMRによる局所スペクトル測定の基礎的検討."
山本悦治, 山田芳文, 阿部善右衛門. "棒状焦点磁界によるスピン密度の NMR イメージング." 電子情報通信学会論文誌 C 61.3 (1978): 135-141.
田中邦雄, 山田芳文, 清水哲也, 阿部善右衛門. (1980). "磁場焦点法による NMR イメージング." テレビジョン学会技術報告, 4(28), 85-90.
山本悦治, 山田芳文, 阿部善右衛門、「核磁気共鳴現象による生体計測用磁場焦点法の研究 」 『計測自動制御学会論文集』 1978年 14巻 2号 p.163-170, doi :10.9746/sicetr1965.14.163
阿部善右衛門, 田中邦雄, 堀田正生、「核磁気共鳴現象を応用した体外よりの生体計測の研究 」 『計測自動制御学会論文集』 1974年 10巻 3号 p.290-297, doi :10.9746/sicetr1965.10.290
特許
関連項目
脚注
外部リンク