釜山鎮区(プサンジンく)は、大韓民国釜山広域市の中部に位置する区。繁華街西面を擁する。
区名は朝鮮王朝時代に置かれた釜山鎮城に由来するが、釜山鎮城跡や釜山鎮駅、釜山鎮市場、釜山鎮消防署は本区ではなく東区に属する。
地理
北部・南西部・東南部と山に囲まれている。南側で西区・東区・南区に隣接、東側で蓮堤区、西側で沙上区と隣り合い、北側に山を隔てて北区・東萊区がある。
本区南西の山塊は釜山港背後の九徳山に連なっており、釜山中心部は山と海に挟まれた地形になっている。本区は釜山中心部から北に向かう際の出入り口に当たり、市内・市外の交通の要衝である。市外から釜山に向かう鉄道(京釜線)や高架道路は、山塊を避けるように本区内を迂回しながら通過している。
歴史
1914年に釜山府が設置された際、本区の区域は府外とされ東莱郡に属したが、1936年に府内に編入された。
年表
- 1914年4月1日 - 東萊郡西面が成立。
- 1936年4月1日 - 東萊郡西面が釜山府に編入。釜山鎮出張所が設置される。
- 1949年8月15日 - 釜山府、釜山市に改称。
- 1957年1月1日 - 釜山市釜田洞・凡田洞・蓮池洞・草邑洞・楊亭洞・田浦洞・釜岩洞・堂甘洞・開琴洞・伽倻洞・大淵洞・龍湖洞・戡蛮洞・牛岩洞・龍塘洞・門峴洞および凡一洞の一部の地域をもって、釜山市釜山鎮区を設置。
- 1963年1月1日 - 釜山市が釜山直轄市となる。釜山直轄市釜山鎮区となる。
- 1975年10月1日 - 大淵洞・龍湖洞・龍塘洞・戡蛮洞・牛岩洞・門峴洞が南区に編入。
- 1978年2月15日
- 鶴章洞の一部が西区に編入。
- 亀浦洞・金谷洞・華明洞・徳川洞・万徳洞・徳浦洞・三楽洞・毛羅洞・掛法洞・甘田洞・周礼洞・鶴章洞・厳弓洞が新設の北区の一部となる。
- 1995年1月1日 - 釜山直轄市が釜山広域市になる(釜山広域市釜山鎮区)。
行政
23行政洞(11法定洞)からなる。区庁は西面に近い釜田1洞にある。
警察
消防
- 釜山鎮消防署
- 釜田119安全センター
- 伽倻119安全センター
- 釜岩119安全センター
- 堂甘119安全センター
- 東萊消防署
施設
交通
脚注
- ^ “주민등록 인구통계 - 행정안전부”. 行政安全部. 2024年1月2日閲覧。
- ^ 登記上の所在地は東区凡一2洞であるが、釜山鎮区との境界線上にある。
外部リンク