野口 弥吉(のぐち やきち、1899年9月14日 - 没年不詳)は、日本の作物学者、東京大学名誉教授。
来歴
東京出身。1917年東京府立第一中学校卒。東京帝国大学農学部卒。1930年農学博士。東京帝大助教授、1937年教授。60年定年退官、名誉教授。日本農業研究所研究員。煙草、芋、大根などの多収穫を計り、栽培学に生物学の新学説を導入した。
著書
- 『非メンデル式作物育種法』養賢堂 1941
- 『農の科学』河出書房 1947
- 『栽培原論』養賢堂 1946
- 『やさしい栽培原論』若い農業社 1949
- 『農学概論』養賢堂 1950 農学全書
- 『日本における高冷地農業の諸問題』日本太平洋問題調査会編 農林統計協会 1952
- 『水田農業立地論』養賢堂 1957
- 『たばこ黄色種の栽培に関する農業生態学的研究』日本専売公社中央研究所 1967
共編著
- 『海南島農業調査報告』藤原彰夫,高橋晴貞共著 外務省通商局編 日本国際協会 1940
- 『農業技術』福島要一共著 河出書房 1948 農学集書
- 『植物バイラス病研究報告』明日山秀文共編 養賢堂 1950
- 『農業図説大系』全5巻 編 中山書店 1954
- 『おかしとくだもの』古川晴男共著 青葉書房 1957 学級図書館
翻訳
- L.D.ベーバー『土壌物理学』福田仁志共訳 朝倉書店 1955
- G.アッチ『農業生態学』朝倉書店 1958
- N.A.マクシーモフ『植物と水 植物の水分生理と耐乾性に関する論文集』共訳 刀江書院 1959
記念論集
- 『開花の生理生態的研究 禾穀類,とくに水稲・麦類の幼穂形成および発育の生理生態学的研究』野口弥吉博士還暦記念事業会 1960
論文・寄稿
参考