酒井 傳六(さかい でんろく、1921年4月17日 - 1991年8月17日[1])は、日本の翻訳家、エジプト研究家。文筆家。
来歴
新潟県佐渡島生まれ。1943年東京外国語学校仏語部卒業。1955年から1957年まで朝日新聞社特派員としてエジプトに滞在。古代エジプトの研究・訳業著述に従事。
1991年8月17日、頚椎損傷のため死去[1]。
著書
翻訳
- 『東京のシルエット』(ノエル・ヌエット、法政大学出版局) 1954、新版1973
- 『王家の谷』(O・ノイバート、法政大学出版局) 1960、のち教養選書 1971
- 『アフリカ探検五千年史』(ベルナール・ド・ボー、朝日新聞社) 1962
- 『ダムと神殿 ヌビアの遺跡を訪ねて』(レスリー・グリーナー、紀伊國屋書店) 1963
- 『皇帝の帰国 ナポレオン遺骸発掘記』(フェリックス・コクロー、養神書院) 1966
- 改題『ナポレオン発掘記』(法政大学出版局、教養選書) 1982.9
- 『ツタンカーメン発掘記』(ハワード・カーター、熊田亨共訳、筑摩書房) 1966、筑摩叢書 1971、ちくま学芸文庫(上・下) 2001
- 『ピラミッド学入門』(J・P・ローエル、法政大学出版局) 1966
- 改題『ピラミッドの謎』(法政大学出版局、教養選書) 1973
- 『古代エジプト人 その愛と知恵の生活』(レナード・コットレル、法政大学出版局) 1967、のち教養選書 1973
- 『ヌビア エジプト古代文明の遺跡』(マックス・ポル・フーシェ文・写真、新潮社) 1969
- 『エジプト考古学』(T・G・H・ジェイムズ、学生社) 1974
- 『シナイの石は語る』(R・ギヴェオン、秋山正敦共訳、学生社) 1974
- 『太陽と巨石の考古学』(ジョン・アイヴィミ、文化放送開発センター出版部) 1976
- 『ピラミッドの謎』(クルト・メンデルスゾーン、文化放送開発センター出版部) 1976
- 改題『ピラミッドを探る』(法政大学出版局、教養選書) 1987.7、新版2009
- 『ピラミッドの秘密』(M・C・ツシャール、社会思想社、現代教養文庫) 1979.3
- 『スフィンクスの秘密』(S・ハッサン、社会思想社、現代教養文庫) 1982.8
- 『古代の船と航海』(ジャン・ルージェ、法政大学出版局、教養選書) 1982.12、新版2009
- 『死の考古学 古代エジプトの神と墓』(A・J・スペンサー、鈴木順子共訳、法政大学出版局、教養選書) 1984.10、新版2009
- 『エジプト神話』(ヴェロニカ・イオンズ、青土社) 1988.10、新版1991
- 『王の墓づくりびと』(モーリス・L・ビアブライヤー、学生社) 1989.6
- 『古代エジプトの性』(リーセ・マニケ、法政大学出版局、教養選書)1990.2、新版2009
- 『インド神話』(ヴェロニカ・イオンズ、青土社) 1990.5
- 『ロスチャイルド自伝』(ギー・ド・ロスチャイルド、新潮社)1990.10
脚注
- ^ a b 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.268
参考