『超級!機動武闘伝Gガンダム 』(ちょうきゅう きどうぶとうでん ジーガンダム)は、今川泰宏 の脚本、島本和彦 とビッグバンプロジェクト(宮北和明)の作画による日本 の漫画 作品。
概要
漫画雑誌『月刊ガンダムエース 』(角川書店 )にて、2010年 9月号から2016年 10月号まで連載。テレビアニメ『機動武闘伝Gガンダム 』(1994年 - 1995年放送)の監督を務めた今川泰宏 と、キャラクターデザイン協力を担当した島本和彦 の手による、コミカライズ作品。基本的なストーリーはアニメ版を元にしているが、熱血ギャグ漫画を得意とする島本によってアレンジが加えられている[2] 。第8巻目の「新宿編 Round15」からは「STAGE 2 新宿・東方不敗!」、通巻16巻目からは「STAGE3 爆熱・ネオホンコン!」、通算23巻目からは「STAGE4 最終決戦編」となり、それぞれ巻数もリセットされている。
連載は月刊誌でありながら毎号100ページ以上が常であり[3] 、第1話では一挙120ページを掲載し、テレビアニメ版第1話に相当する物語を約100ページを使って描いた後に、19ページを費やしてアニメ版の主題歌『FLYING IN THE SKY 』の流れるオープニング映像を再現。その後もアニメ版1話分をそのまま1話として執筆が続いていた。ただし3〜4巻収録の「ドモン放浪編 Round6〜8」は、アニメ版第6話を基にしているが(カラト委員長やスーパーモードの初登場)、ほぼオリジナル展開になっている[4] 。また7巻収録の「新宿編前夜 Round14」はオリジナルエピソードとなっている。新宿編からは、アニメ版のストーリーの大まかな流れを踏襲しつつ、矛盾点や説明不足だった部分を補うために構成自体がアレンジされるようになり、さらにネオホンコン編からはドモン以外のシャッフル同盟4名も大河原邦男 が新たにデザインした後継機のモビルファイターに乗り換えている。
登場人物
本作のみ登場する機動兵器
本作ではチボデー、サイ・サイシー、ジョルジュ、アルゴら4人もMFを乗り換えて決勝に進出している。原作ではモビルファイターの乗り換えについて特に言及がなかったが、本作では決勝ラウンド開会式でウォン・ユンファが新型機と交代することは規約上問題ないと明言している。
書誌情報
関連作品
あしたのガンダム - 島本和彦によるパロディ漫画(宇宙世紀 を舞台とした作品)。『サイバーコミックス 』掲載。
機動戦士ガンダム なぐりあい宇宙 - そうま竜也 との合作漫画(宇宙世紀を舞台とした作品)。そうまが連邦側、島本がジオン側の登場人物とMSを描いている。ニュータイプの素養のある女性連邦兵士と、「根性(ガッツ)」で渡り合うジオン兵士の因縁の戦いを描く。『サイバーコミックス』掲載、『たおせ カラオケ番町!! そうま竜也作品集』に収録
機動武闘外伝ガンダムファイト7th - おとといきたろうによる漫画作品
『燃える!! キング・オブ・ハート』
本作以前、『ガンダムエース』(当時季刊)2002年第3号に掲載された島本和彦の漫画作品。テレビシリーズ第1話のネロスガンダムとの戦いをコミック化した16ページ漫画。
後に『月刊ガンダムエース 2010年12月号特別付録No.100 0号』にて大幅に加筆修正されたうえ、再掲載。『アオイ炎の筆魂 』に収録され単行本化された。
備考
島本は1995年3月24日に発売されたサウンドトラック『機動武闘伝Gガンダム GUNDAM FIGHT-ROUND5』にての歌詞カードのイラストの1枚を担当したこともある。描かれていたのはドモン、レイン、東方不敗、サイ・サイシー 。
島本は1996年に『コミックボンボン 増刊号』で外伝作品『機動武闘外伝ガンダムファイト7th 』を連載する予定であったが、多忙なため[6] 、当時アシスタント を務めていたおとといきたろうが担当した経緯があった。
脚注
^ この時期のコミックスには『STAGE~』の表記はないが、以後のコミックスに倣ってここでは表記する。なお、『ドモン放浪編』のタイトルはコミックスカバーの既刊リストに表記されている。
^ 例えば、ドモンがTV版に比べて非常にコミカルな表情を見せているなど
^ そのため、一冊のコミックスに収録されるのは雑誌掲載の2ヶ月分。
^ 舞台が地上のネオ京都で、本作オリジナルのMFであるシェイディングガンダムが登場。
^ 1巻と2巻の帯では、ドモン・カッシュ役の関智一 によるコメントが寄せられた。
^ 1996年当時、『マンガ日本の経済』『オンセンマン』『炎の鉄砲玉サブちゃん』『神聖伝メガシード』などを連載。
作品
アシスタント 関連テンプレート 関連カテゴリ 短編集 関連項目
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