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『誰』(だれ)は、太宰治の短編小説。
概要
初出
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『知性』1941年12月号
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単行本
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『風の便り』(利根書房、1942年4月16日)
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執筆時期
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1941年9月末頃~10月中旬頃(推定)[1]
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原稿用紙
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23枚
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本作品で「サタン」について述べた一節は、『聖書知識』1941年9月号に掲載された塚本虎二の評論に基づいている[2]。なお『聖書知識』は塚本が1930年に創刊した雑誌である。
後半、朱筆の評が入った「借金申込みの手紙」の内容が明かされる場面がある。これについて、太宰の親友で5つ年上であった山岸外史は次のように述べている。
「この手紙を材料として書いたのが、かれの小説『誰』である。むろん、太宰らしく、もじつて扱つているが、朱筆を入れたぼくの文章も、自分の手紙の文章も、それは、そつくりそのまゝ使つている」[3]
あらすじ
脚注
- ^ 『太宰治全集 第4巻』筑摩書房、1989年12月15日、403-404頁。解題(山内祥史)より。
- ^ 塚本虎二の評論は「イエス伝研究/第百七十五講ペテロに対する遺言」の「附録/新約聖書に於けるサタン」。
- ^ 山岸外史 「太宰治の借金」。『新潮』1950年11月号所収。
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