西宮市立西宮高等学校(にしのみやしりつ にしのみやこうとうがっこう)は兵庫県西宮市のほぼ中央部の高座町にある公立高等学校。近隣に所在する兵庫県立西宮高等学校と区別するため、地元では「市西」(いちにし)とも呼ばれる。
阪神甲子園球場で行われる全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)開会式の入場行進で、2年生の生徒が代表校のプラカードを持つことで有名である。[1]
沿革
校歌
特色・課程
- 普通科‐定員は280名だが、特色選抜による40名(人間探究類型)も含まれているため、学力検査による選抜は240名が定員となっている[2]。
- グローバル・サイエンス科‐通称「GS」。定員は各学年40名(1クラス)[3]。
- なお、普通科の中にも、理系コースが設けられている。
全国高等学校野球選手権大会とのかかわり
阪神甲子園球場で行われる夏の高校野球大会では、1949年(昭和24年)31回大会から開会式で本校の生徒が代表校のプラカードを持つことが慣わしとなっている。これは戦後高校野球が再開された際、学制改革で代表校に多数の新制「高校」が出場してきたが、まだなじみの薄い学校名を印象付けるためプラカードに学校名を書いて行列の先頭に立つこととし、その提案に関わったひとりが同校関係者であったのと、同校(当時の西宮市立建石高等学校)が阪神甲子園球場に近かったことと、歴史的に女学校であったためである。[4]最初の年は夏休みの直前であったが補欠を含め約30人の3年生が集められ、歩き方の審査もあったという。それ以降何年かは3年生が担当していたが、自分のプラカードの高校が勝ち進むと受験勉強に身が入らないということで、現在では2年生が担当している。大会前に学校の体育館で選考会が行われ、選ばれた生徒だけが参加できる。但し、出場校のプラカードを持っての行進以外にも国旗・大会旗を持っての行進もあり、選考会で選ばれても必ずしもプラカードを持てるわけではない(これは抽選で決められる)。ほかに開会式でのコーラスなどでも同校の女子生徒が参加している。かつては女子生徒限定であったが、2023年(令和5年)105回大会からは男子生徒も応募可能となっている。[5]
施設・設備
- 2006年度、3年生の全普通教室に冷暖房設備が設置された。2007年度には2年生の全普通教室に、2008年度には1年生の全普通教室にも設置された[6]。この結果、本校のホームルーム教室及びほぼ全ての特別教室で空調が設置されたことになる。[7]
- 50mプールを備えている。
- ハンドボールコートを1面持つ[8]。
- 図書館には、「松柏図書館」という名称がつけられており、約6万冊の蔵書がある[8]。
部活動
運動部
[10]
文化部
[10]
著名な出身者
制服
2024年度より標準服制度へ移行されている。“240129標準服制度への移行について.pdf”. fureai-cloud.jp. 2024年9月12日閲覧。
関連項目
脚注
外部リンク