藤井 仁子(ふじい じんし、1973年 - )は、日本の映画批評家、早稲田大学文学部教授、テアトル・オブリーク主宰。
経歴
1997年京都大学法学部卒、同大学院人間・環境学研究科修士課程修了。立教大学文学部助手を経て、現職。京都映画祭専門委員。日本映像学会機関誌編集担当常任理事。
2008年、編著『入門・現代ハリウッド映画講義』を人文書院より刊行し、神戸映画資料館[2]や『週刊読書人』で取り上げられた[3]。2009年、記録映画アーカイブ・プロジェクトで岩波映画『佐久間ダム』についての報告を行う[4]。2011年、木村建哉と中村秀之との編著『甦る相米慎二』をインスクリプトより刊行した[5]。2012年、丹羽美之・吉見俊哉編『岩波映画の1億フレーム』に寄せた論考が管啓次郎から評価される[6]。同年、雑誌『MIRAGE』の『Playback』特集にて三宅唱と四宮秀俊との鼎談が行われた[7]。
著書
編著
- 『入門・現代ハリウッド映画講義』(人文書院、2008年)
- 『甦る相米慎二』(インスクリプト、2011年、木村建哉・中村秀之と共編)
- 『森崎東党宣言!』(インスクリプト、2013年)
- 『いま、映画をつくるということ 日本映画の担い手たちとの21の対話』(フィルムアート社、2023年、是枝裕和・土田環・安藤紘平・岡室美奈子・谷昌親・長谷正人と共編)
共著
- 『光と影の映画史 撮影監督・宮川一夫の世界』(キネマ旬報社、2000年)
- 『映画の政治学』(青弓社、2003年)
- 『映画と「大東亜共栄圏」』(森話社、2004年)
- 『日本映画とナショナリズム 1931-1945』(森話社、2004年)
- 『成瀬巳喜男の世界へ』(筑摩書房、2005年)
- 『スピルバーグ 宇宙と戦争の間』(竹書房、2005年)
- 『映画と身体/性』(森話社、2006年)
- 『ヴィジュアル・クリティシズム 表象と映画=機械の臨界点』(玉川大学出版部、2008年)
- 『岩波映画の1億フレーム』(東京大学出版会、2012年)
訳著
脚注
外部リンク