良渚博物院 (りょうしょはくぶついん)は中国浙江省杭州市余杭区にある「良渚文化」をテーマとする博物館。
2008年9月29日開館。
所在地:杭州市余杭区良渚鎮美麗路1号(美麗洲公園内)。
開館時間:9時~17時(月曜日休館日。但し祝祭日は開館)。 入場無料。
公共交通機関:地下鉄4号線良渚駅下車、1222路地鉄良渚停留所乗車・良渚博物院正門停留所下車
「良渚文化」の命名遺跡の良渚遺跡区(2019年7月に世界文化遺産に登録)に建設された。前身は1994年開館の良渚文化博物館。敷地面積は約4万平方メートル、建築面積は約1万平方メートル、建物のデザインは英国の建築家によるものである[1]。
本館展示は、基本的に良渚遺跡区の発掘遺物(玉器・陶器・石器・木器など)と往事の生活再現パノラマが中心で、三つの展示室、展庁一「発現求真」、展庁二「良渚古国」、展庁三「良渚文明」からなっている。 展庁一「発現求真」は、最初の発掘(1936年)から城壁発掘(2007年)までの考古学的成果を展示している。同時に陶器・石器などの発掘遺物を展示し、本遺跡と良渚文化の基本的知識が分かる。展示の終わりの方に良渚「古城」遺跡のジオラマがある。 展庁二「良渚古国」は、農耕・陶器制作・玉器製作・木材加工・建築・暴食などの生活パノラマ展示で、中心に祭祀基壇建設(莫角山)のパノラマがある。 展庁三「良渚文明」は、遺物展示の中心で、玉器・陶器・石器・木器・織物など千余点を展示している。特に、玉器に優れ、この代表が神人獣面紋二節玉琮である。
脚注
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