「絶唱」(ぜっしょう)は、1966年8月にリリースされた舟木一夫の41枚目のシングル。
解説
本曲は、1966年に公開された日活映画『絶唱』の主題歌として制作されたものである。
舟木一夫自身の回想によると「当初はボクが(絶唱の)主題歌を歌う予定はなかった」が、日活の宣伝部から「舟木くんの(主演する)映画なのだから、舟木くんが歌う主題歌がないのはおかしい」というクレームが入った為、急遽、舟木自身が西條八十の私邸に直参し、頼み込んで作詞してもらったという[2]。
尚、舟木はこの曲で1966年度の第8回日本レコード大賞・歌唱賞を受賞し、その年の第17回NHK紅白歌合戦で歌唱した。尚、第17回紅白歌合戦での舟木の歌唱映像は現存する。
また、本曲は舟木が所属する日本コロムビアが『舟木一夫芸能生活50周年記念』として募集した“あなたが選ぶ舟木一夫のベストソング”アンケートにて第4位に入選した[3]。
B面の「雨の中に消えて」は、同年に日本テレビで製作・放映され、舟木自身も準主役で出演した同名テレビドラマの主題歌である。
1976年のテレビドラマ『絶唱』(TBS+国際放映)の主題歌としても使用された[4]。
収録曲
- 絶唱(3分47秒)
- 作詞:西條八十/作曲・編曲:市川昭介
- 雨の中に消えて(4分2秒)
- 作詞:丘灯至夫/作曲・編曲:山路進一
脚注
- ^ a b 『決定盤 青春の大ヒット大全集』(日本コロムビア、2007年発売、規格品番:COCP-34097〜8)収録のブックレット(ノンブルなし)より。
- ^ 舟木一夫 『歌に抱かれて』 第48回 日刊ゲンダイ連載
- ^ 舟木一夫芸能生活50周年サイト 日本コロムビア
- ^ “絶唱”. テレビドラマデータベース. 2022年2月26日閲覧。
関連項目