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この項目では、元研音所属の歌手について説明しています。その他の例については「あやか」をご覧ください。 |
絢香(あやか、1987年12月18日 - )は、日本の女性シンガーソングライター。大阪府守口市[1]出身、所属事務所・レーベルはエイベックスエンタテインメント株式会社エージェントユニット内・A stAtion[4]。かつては研音(所属事務所)[5]・ワーナーミュージック・ジャパン(レコード会社)に所属していた。夫は俳優の水嶋ヒロ。身長157cm、血液型はO型。
略歴
デビュー前
歌うことが好きで、幼い頃からずっと歌っていた[6]。
小学校4年生のときに母親の影響で初めて洋楽を聴き、音楽を聴き込むようになった。マイケル・ジャクソン、ビートルズ、バックストリート・ボーイズなどの有名なアーティストの曲を聴いて、そこから好きなアーティストがどんどん増えていっていろいろな音楽を聴くようになった[6]。
中学の時にはっきりと歌手になるという夢を持ち、進路希望の欄に「歌手」と書いた[7]。
2003年の夏(高校1年生)、初めて仲間とバンドを組んで地元大阪でライブ活動スタート[8]。その頃はMr.ChildrenやDREAMS COME TRUEといった自分たちの好きなアーティストや曲のカバーばかりを演奏していた。ジャンルもバラバラで、メイヤの曲やMR. BIGの「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」、ジャズのスタンダード・ナンバー「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」など、自分たちの好きな曲を自分たち風に楽しく演奏していた[6]。ソロでもピアノの弾き語りスタイルで、地元の市のお祭りからライブハウスまで、色々なところで歌っていた[7]。
高校1年生の冬、学校の「自分の曲を作ろう」という授業で初めて曲を作った。ただメロディを作るだけのものであったが、カバー曲を歌うのとは違う感覚が生じた。「自分の曲を届けたい」という気持ちが芽生えてきたが、ちゃんとした曲の作り方やその広げ方が分からなかった。そんなときに知人の紹介で西尾芳彦が塾長を務める「音楽塾ヴォイス」[注 1] の存在を知った[6]。
2004年5月(高校2年生)、毎週末に大阪~福岡間を片道4時間かけて「音楽塾ヴォイス」に通い始める[9]。西尾による指導のもとで音楽理論を学び、本格的に創作活動を開始[7]。また、高校も福岡市内の第一経済大学付属高等学校(現第一薬科大学付属高等学校)に転学する。
この頃、「上京するため地元を離れる」ということが段々現実的になり始め、「三日月」を作詞する。その歌詞には、それまでずっと一緒にいた地元の友人たちや家族への想いが、反映されているという[10]。
「音楽塾ヴォイス」で制作したデモテープが九州のイベンターにより東京に持ち込まれ、各レコード会社争奪戦の末にワーナーミュージックと契約するに至る[11][12]。研音とワーナーミュージック・ジャパンの組み合わせは中森明菜以来である。
2005年6月、高校3年の時にデビューのために上京する[6]。レコーディングやデビューに向けての準備を進める中で「ライブをやらないか」という話が出て、渋谷エリアのライブハウスを中心に、デビュー前にもかかわらずワンマンライブを行う[6][8]。12月、「三日月」(NHK総合『つながるテレビ@ヒューマン』テーマ曲)がアジア各国でインターネット配信。そのミュージック・ビデオがMTVアジア10ヵ国でオンエアされる[6]。
ワーナーミュージック/研音時代
- 2006年
- 1月15日、「I believe」の着うたダウンロード配信開始。また、テレビドラマ『輪舞曲』(TBS)の主題歌にも採用された。
- 2月1日、ファーストシングル「I believe」の発売で正式にメジャーデビュー。
- 2月6日付のオリコンチャートで、「I believe」が初登場3位にランクインする[注 2]。
- 2月3日、『ミュージックステーション』(テレビ朝日)に出演、これが地上波のテレビ番組への初出演となった。その後、3月3日に再出演。
- 2月26日、「I believe」の着うたダウンロード件数が100万DLを突破。配信開始から42日での着うた100万DL突破は女性歌手のデビュー曲では最短記録[13]。
- 5月、自身初の全国ツアーがスタートする。
- 5月10日、ツアー開催に合わせて5万枚限定で2ndシングル「melody〜SOUNDS REAL〜」をリリース。
- 9月27日、4thシングル「三日月」をリリース。翌週のウィークリーオリコンチャートで初登場1位を獲得した。
- 11月1日、1stアルバム『First Message』リリース。翌週のウィークリーオリコンチャートで初登場1位を獲得し、シングル・アルバム共にオリコン1位獲得を達成。翌2007年4月16日のオリコンアルバムチャートにてミリオン達成。
- 12月16日、第39回日本有線大賞で最優秀新人賞を受賞。
- 12月30日、第48回日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞。
- 12月31日、『NHK紅白歌合戦(第57回)』に初出場。曲は「三日月」。
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 3月末をもって研音のウェブサイトから絢香に関する情報が削除される。同社が運営していた公式サイト「ayaka.tv」も終了した。
- 9月、夫・水嶋ヒロが研音を退社したことをきっかけに、絢香も2009年末をもって同社を退社していたことが明らかとなった[17]。絢香は自身の楽曲管理会社を設立した。またワーナーミュージック・ジャパンとの契約が2010年3月に終了したことも判明[18]。
- 11月、新公式サイトとTwitterを開始[3]。
自主レーベル時代
- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
「THIS IS ME」、デビュー10周年
- 2016年
- 2月1日、デビューから10周年を迎えそれを記念し、東京・国立代々木競技場第一体育館にて一夜限りのプレミアムライブ『絢香 レインボーロード TOUR 2015-2016 "一夜限りのMemorial Stage" 秘密の裏メニュー発動!! 〜道は続くよ〜』を開催した。
- 4月27日、デビュー曲『I believe』を再録させ新たにレコーディングしリメイクされた「I believe 2016 ver.」を各配信サイトにて販売。
- 7月13日、新録3曲を含むデビュー10周年記念ベストアルバム『THIS IS ME 〜絢香 10th anniversary BEST〜』を発売。
- 2019年
- 4月26日、第2子妊娠を報告[27]。
- 10月19日、第2子女児の誕生を報告[28]。
- 2020年
- 5月13日、約7年ぶりとなるカバーアルバム「遊音倶楽部~2nd grade~」をリリース。このアルバムを携えて全国ツアー開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑み無期限延期となる。
- 5月31日、「音楽を通してできること、今しかできないことがあるのではないか」という思いから楽曲制作が始まり、絢香から三浦大知へ連絡をとり絢香×三浦大知「ねがいぼし」が実現した[29]。
- 6月5日、YouTubeにて期間限定公開「[ re: ] /『もう一度』」に参加。ONE OK ROCKのTaka(Vo)と清水翔太が、「こんな時代だからこそ、同じ世代のアーティストが集まることで何かできないか?」と話し合い、[ re: ]プロジェクトを発足。8人の同じ志を持ったアーティストが想いを共鳴させることで、『もう一度』という1つの新しい曲が生まれました。この楽曲には、”もう一度手を取り合って、みんなで未来を向いて歩いて行こう”というメッセージが込められている[29]。
- 2021年
人物
シェリル・クロウ、吉田美和を敬愛している[31]。好きな歌手はビートルズ、DREAMS COME TRUE、平井堅、Mr.Children等。
幼い頃に観た映画『天使にラブ・ソングを…』の劇中で歌われるゴスペルに衝撃を受け、それが現在のボーカル・スタイルのルーツになった[6]。
フィギュアスケート女子シングル選手の安藤美姫と生年月日が一緒であることから親交を持つようになった[32]。2007年3月に東京で開催された世界選手権のエキシビションでは絢香の「I believe」の生歌唱に合わせて安藤が演技を披露した[32]。
親交のある人物はコブクロ、綾戸智恵、榮倉奈々、若旦那(湘南乃風)等。好きなスポーツは水泳とバドミントンで、水泳は小学校時代を中心に7年間習っていたことがあり、バドミントンは部活動に所属していたことがある。トイプードルを2頭飼っている[33]。
受賞歴
作品
シングル
枚
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発売日
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タイトル
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規格品番
|
オリコン 最高位
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備考
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1st
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2006年2月1日
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I believe
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WPCL-10255
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3位
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初回プレス盤は100枚に1枚の割合でGOLD CD仕様
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2nd
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2006年5月10日
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melody〜SOUNDS REAL〜
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WPCL-10314
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14位
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5万枚限定生産シングル
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3rd
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2006年7月19日
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Real voice
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WPCL-10326
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11位
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-
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4th
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2006年9月27日
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三日月
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WPCL-10372
|
1位
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5th
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2007年7月4日
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Jewelry day
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WPCL-10415
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2位
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6th
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2007年9月5日(CDのみ) 2007年9月12日(DVD付限定盤)
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CLAP & LOVE/Why Why/CLAP & LOVE
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WPCL-10434
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5位
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両A面シングル。DVDには『Why』のPV収録
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7th
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2008年3月5日
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手をつなごう/愛を歌おう
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WPCL-10464
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7位
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両A面シングル
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8th
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2008年5月14日
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おかえり
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WPCL-10473
|
6位
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-
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9th
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2009年4月22日
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夢を味方に/恋焦がれて見た夢
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WPCL-10680
|
6位
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両A面シングル
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10th
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2009年7月8日
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みんな空の下
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WPCL-10719
|
4位
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-
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11th
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2013年2月20日
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beautiful/ちいさな足跡
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AKCO-90007/B(初回限定盤) AKCO-90008(通常盤)
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12位
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両A面シングル
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12th
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2014年2月12日
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number one
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AKCO-90021/B(初回限定盤) AKCO-90022(通常盤)
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15位
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-
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13th
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2014年6月18日
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にじいろ[34]
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AKCO-90024/B(初回限定盤) AKCO-90025(通常盤)
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8位
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14th
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2017年5月10日
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コトノハ
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AKCO-90053/B(初回限定盤) AKCO-90054(通常盤)
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25位
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配信限定シングル
アルバム
オリジナル・アルバム
枚
|
発売日
|
タイトル
|
規格品番
|
最高位
|
備考
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1st
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2006年11月1日
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First Message
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WPCL-10374
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1位
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初回プレス盤は100枚に1枚の割合でゴールドチケット封入
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2nd
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2008年6月25日
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Sing to the Sky
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WPZL-30088(ライブ映像収録DVD付初回盤) WPZL-30090(MV収録DVD付初回盤) WPCL-10479(通常盤)
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2位
|
3rd
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2012年2月1日
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The beginning
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AKCO-90001 / B(初回限定盤) AKCO-90002(通常盤)
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1位
|
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4th
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2015年4月15日
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レインボーロード
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AKCO-90032〜4 / B(CD3枚組+DVD) AKCO-90035〜7(CD3枚組) AKCO-90038(CD)
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3位
|
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5th
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2018年11月14日
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30 y/o
|
AKCO-90060(CD2枚組+DVD) AKCO-90062(CD2枚組+Blu-ray) AKCO-90064(CD2枚組) AKCO-90066(CD)
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9位
|
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6th
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2022年2月1日
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LOVE CYCLE
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(CD2枚組+DVD) (CD2枚組+DVD+GOODS) (CD)
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14位
|
|
7th
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2023年6月21日
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Funtale
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AKCO-90086~7/B(CD2枚組+Blu-ray) AKCO-90088/B(CD+DVD) AKCO-90089(CD)
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15位
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ベスト・アルバム
カバー・アルバム
映像作品
コラボレーション作品
シングル
タイアップ
出演
※定期出演のみ
- ラジオ
NHK紅白歌合戦出場歴
年度 |
放送回 |
回 |
曲目 |
出演順 |
対戦相手 |
備考
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2006年 |
第57回 |
初 |
三日月 |
15/27 |
WaT |
後半トップバッター
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2007年 |
第58回 |
2 |
Peace loving people 〜スペシャル・ピアノ・バージョン〜[44] |
10/27 |
ポルノグラフィティ |
|
2008年 |
第59回 |
3 |
おかえり |
16/26 |
德永英明 |
|
2009年 |
第60回 |
4 |
みんな空の下 |
24/25 |
SMAP |
トリ前
|
2011年 |
第62回 |
5 |
みんな空の下(2回目) |
18/25 |
長渕剛 |
2年ぶりの出場
|
2012年 |
第63回 |
6 |
はじまりのとき |
11/25 |
森進一 |
前半トリ
|
2014年 |
第65回 |
7 |
にじいろ |
- |
(対戦相手なし) |
後半トップバッター(2)
|
2016年 |
第67回 |
8 |
三日月(2回目) |
09/23 |
郷ひろみ |
2年ぶりの出場
|
- 注意点
- 曲名の後の(○回目)は紅白で披露された回数を表す。
- 出演順は「出演順/出場者数」を表す。
提供曲
脚注
注釈
- ^ 福岡市にある音楽スクール。
- ^ これは女性シンガーソングライターのデビュー作としては史上初のトップ3入り。
- ^ iTunes Sessionとは、世界中のアーティストがiTunes Store内限定のスタジオライブ作品をリリースするという企画で、これまでにマルーン5、ワンリパブリック、FUN.、エミリー・サンデー、ザ・ブラック・キーズなど、名だたるトップアーティストたちが新たにスタジオレコーディングを行い音源をリリースしている。
出典
外部リンク
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シングル |
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コラボレーション作品 |
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アルバム |
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映像作品 | |
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関連項目 | |
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第8回 - 第10回 (1975年 - 1977年) | |
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第11回 - 第20回 (1978年 - 1987年) | |
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第21回 - 第30回 (1988年 - 1997年) | |
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第31回 - 第40回 (1998年 - 2007年) | |
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第41回 - 第42回 (2008年 - 2009年) | |
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第11回 - 第20回 (1969年 - 1978年) | |
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第21回 - 第30回 (1979年 - 1988年) | |
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第31回 - 第40回 (1989年 - 1998年) | |
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第41回 - 第50回 (1999年 - 2008年) | |
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第51回 - 第60回 (2009年 - 2018年) | |
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第61回 - 第70回 (2019年 - 2028年) | |
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注釈
第1回から第10回までは制定なし。第32回から第34回までは演歌・歌謡曲、ポップス・ロックの2部門に分けて発表 (ただし第32回に限り演歌、歌謡曲、ポップス、ロックの4部門に分けて発表した)。
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