株式会社稲葉製作所(いなばせいさくしょ、INABA SEISAKUSHO Co., Ltd.)は、東京都大田区矢口に本社を置く、日本の家具・物置のメーカーである。
1940年(昭和15年)4月創業、1950年(昭和25年)11月会社設立。『イナバ物置』をブランド名に、主に家庭、オフィス用の家具(机、椅子など)や倉庫などの製造や販売を行う。後述する『やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!』のテレビCMでも有名。
所在地
沿革
主な製品
(2019年現在)
物置・ガレージ・倉庫
「イナバ物置」シリーズ
- NEXTAシリーズ
- モノパルテ
- ドマール(シャッター式)
- ナイソー(断熱構造)
- 小型物置
- 標準タイプ:アイビーストッカー、シンプリー
- KMXタイプ:ナイソーシスター
- マルチスペース
ガレージシリーズ
- シャコリーナ(車庫)
- ガレーディア
- ブローディア(高級ガレージ)
- バイク保管庫:FXN
- 倉庫型ガレージ
「イナバ倉庫」シリーズ
パブリックシリーズ
過去の製品
- ベイシーシリーズ(MBW-DL連続型、MBW-L連続型)
その他
事務用品
- デスク
- ワークプレイスデスク:Frei
- オフィスデスク:Duena
- Trygon
- Novie
- ワゴン
- チェア
- Xair
- Yera
- initio(トリクラインチェア)
- バルチェ
- Swin
- パーティション
- 書庫「TF」「Legna」「iprea」
- カウンター「TFカウンター」
テレビCM
100人でイナバ物置(ガレージ)に乗っかり『やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!』と叫ぶコマーシャルで知られる。このCMは1987年(昭和62年)から行われており、社長による陣頭指揮の下、毎年7月の決算で営業成績が良い代理店社長から順に前から座ることになっており、8月に収録[1]、関東地区を中心に全国で、毎年9月上旬から放映される。2020年から約3年間はコロナ禍で密になるとの理由で休止していたが[2]、2023年9月より新作CMの放映が再開されている[2]。なお、CMは過去のものも含め公式サイトでも閲覧できるほか、公式SNS(Instagram、YouTube)でも視聴可能。
撮影に使用されるガレージは、撮影用の特注品ではなく通常販売されるものであり、「多雪地型」と呼ばれる積雪地向けに屋根を強化したものを使用している。
毎年、7月の株主優待でCMの写真を使った図書カードが獲得できる(写真は毎年更新)。
脚注
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 2』講談社、2003年。
- ^ a b CM休止期間中に社長が交代(稲葉明(会長就任)→稲葉裕次郎)[1]しており、明の出演は2019年で終了、2023年版は裕次郎就任後初のCMとなる。
外部リンク
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