稲垣 栄三(いながき えいぞう、1926年6月29日-2001年3月6日)は、日本の建築史家、東京大学名誉教授。
生涯
山形県出身。府立六中(現都立新宿高等学校)を経て東京大学工学部卒。1961年「明治時代における西洋建築導入過程に関する研究」で工学博士。太田博太郎、堀口捨己に師事。東京都立大学助手、東大工学部助教授、73年教授。87年定年退官、明治大学教授。
69年神社建築史の研究で建築学会賞。著作「日本の近代建築」で近代建築の始まりを大正時代とする説を唱えた。
著書
- 1、神社建築史研究 1 2006.10
- 2、神社建築史研究 2 2008.8
- 4、茶室・数寄屋建築研究 2006.10
- 3、住宅・都市史研究 2007.8
- 6、近代建築史研究 2007.6
- 7、歴史的環境保存論 2009.7
- 5、日本の近代建築 2009.9
共編著
記念論集
- 建築史論叢 / 稲垣栄三先生還暦記念論集刊行会 中央公論美術出版 1988.10
参考
- 稲垣榮三先生を偲ぶ〔含 年譜・著作目録〕鈴木博之「建築史学」2001-09
- 日本人名大辞典