秋元 啓一(あきもと けいいち 、1930年3月2日 - 1979年6月27日)は、日本のカメラマン。
元朝日新聞のカメラマン。作家の開高健と共にベトナム戦争へ特派された。
概要・略歴
- 1951年-東京工業専門学校(現:千葉大学工学部)写真工業科卒業
- 1952年-朝日新聞出版局出版写真部入社。
- 1977年-同社出版社写真部長[1]
- 1964年から作家の開高健とベトナム戦争を取材。その様子が『週刊朝日』に「ベトナム戦記」として連載される。開高、秋元の二人は戦場で孤立し連絡が途絶えたことをきっかけとして、お互いに顔写真「ラスト・ピクチャー」を撮影した。無事に帰国後、その写真を撮り合った日をお互いの「命日」として毎年酒を酌み交わしていた[2]。
代表作
- 「銃殺-ある高校生の死(1965年1月29日、週刊朝日)
- ベトナム戦争当時、ベトコンの疑いで捕まった高校生が公開で銃殺刑に処せられる様子を撮った作品。
出版
- 『ベトナム戦記』(写真、朝日新聞社、1965年)
- 『フィッシュ・オン』(写真、朝日新聞社、1971年)
脚注
- ^ プレス・カメラマン・ストーリー - 東京都写真美術館
- ^ [書棚と本棚 20編集者の仕事(承前) ]