神戸海星女子学院中学校・高等学校(こうべかいせいじょしがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)とは、兵庫県神戸市灘区青谷町二丁目にある神戸海星女子学院小学校併設の中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。
概要
設立母体は1859年にレーヌ・アンティエによってフランスのブルゴーニュ地域圏ソーヌ=エ=ロワール県ショファイユで創立されたローマ・カトリック教会の女子修道会「ショファイユの幼きイエズス修道会」。現在の経営母体は、1877年(明治10年)に創立されて、イタリアの首都・ローマに本部を構えるローマ・カトリック教会の女子修道会「マリアの宣教者フランシスコ修道会」である。福岡に姉妹校がある。
小学校から大学(神戸海星女子学院短期大学は廃校)まですべて同じ敷地内にある。高校からの募集は行わない完全中高一貫校。小学校から40名、そして中学校から約100名が入学し、中高では1学年約140名となる。少人数編成での授業や、英語はロバート・M・フリン神父著、イエズス会編纂の『Progress in English』シリーズを長期間に亘って教科書として採択しており、校内英語暗誦大会(中学)と英語弁論大会(高校)を行っている。またフランス語についても授業の他に、ブルゴーニュ地域修道会への修学旅行を行うなどして、英語・フランス語教育に力を入れている。
中学3年次では英会話かフランス語どちらかを選択することになっている。
制服
冬服は黒色の1つボタンでヘチマカラーのブレザー、エリがそのままボウタイになった白のブラウス、前後ろに2本の箱襞のある吊りスカート、また、夏服は丸襟で前立てにタックの入った半そでブラウスに、瑠璃色の吊りスカートである。この他白でフチに青のラインの入ったカーディガンと紺色のカーディガンが使用されている。紺のほうが白より厚めであり、伸びにくい。
夏服はかつては小学校と同じ鮮やかなスカイブルーであったが、現在はやや暗めの瑠璃色に変わった。
なお海星の制服は小学校から高校まで全くデザインの同じ吊りスカートが伝統的に使用されている。このスカートの吊り紐はかつては高校生は背中で紐が交差されないデザインの物を着ていたが、現在では高校生も背中で吊り紐が十文字に交差されるノーマルなデザインの吊りスカートである。高校の制服に吊りスカートが採用されている学校は少なく、日本の女子高校生の制服の一つのタイプを示す制服として貴重である。
沿革
クラブ活動
- 運動部
- バレーボール,バスケットボール
- ソフトボール,テニス
- ソフトテニス,卓球
- バドミントン,水泳
- 文化部
- 美術,コーラス,イラスト、
- 弦楽アンサンブル,演劇(中学・高校)
- ESS,(文化、ドラマ)歴史,科学,
- 家庭,クラシックギター
著名な出身者
関連項目
外部リンク