地図
神戸ポートターミナル (こうべポートターミナル)は、神戸港 ・新港 に大正時代 に建設された日本最大の客船 用埠頭(新港第四突堤)と施設(ターミナルビル)の総称。所在地は兵庫県 神戸市 中央区 新港町。
概要
Q1、Q2バースに其々接岸するクルーズ客船
1907年 (明治 40年)9月16日 、神戸港第一期修築工事が着工。この修築工事が完工する前に、突堤西側に上屋が完成し、船客乗降場として使用されていた[ 1] 。長さは649m(東側岸壁)と589m(西側岸壁)で水深12mから10mのバース6つを備えており、10万トン超級の客船の接岸に対応、5万トン級程度の客船なら同時4隻の接岸に対応する。
現在のターミナルビルは1970年 (昭和 45年)4月 、突堤東側に竣工した。CIQ を備え、外航客船・国際フェリー用埠頭として、世界各国のクルーズ客船 や上海 行き外航定期客船に使用されている。2008年1月15日まで関西汽船 の国内フェリー航路(関西別府航路、小豆島季節便)も使用していた。(2008年1月15日から六甲アイランドフェリーターミナルに移転)
また、老朽化が進んでいたため、2014年 (平成 26年)1月 から約20億円かけ耐震工事を含めた改修工事を行い、2015年 (平成27年)3月26日 にリニューアルオープンした[ 2] [ 3] [ 4] 。新しく設置された搭乗橋は、国内最大級である長さ46メートル、海面からの船乗降口の高さが16.7メートルまで対応し、バリアフリー化[ 5] 。屋上サインはこれまで東側が「PORT OF KOBE」、西側が「ポートターミナル」だったが、リニューアルにより東側が「Welcome to KOBE」、西側が「PORT TERMINAL」に改められ、ライトアップも新しくなった。
神戸港一帯はみなとオアシス として登録していて、みなとオアシスKOBE の新港突堤地区における基本施設である。
施設
ポートターミナルビルのバルコニー
ポートターミナルビル送迎デッキと直結するポートターミナル駅(右端)
ターミナルビル
3F
玄関ホール
待合ロビー
神戸ポートターミナルホール - 大ホール1,000㎡。2,500人収容。
送迎用デッキ
2F
1F
Q2上屋(旧第四突堤船客乗降場上屋) - 1931年 (昭和6年)、突堤西側にあった上屋を突堤東側に移転改築[ 6] 。1982年 屋上改修[ 7] 。乗降場として使用されていた当時はポートトレイン が入線していた。現在はNPO法人により創作活動やイベントの場としても利用されている。
みどりの広場
接岸する主な客船
定期航路
主な外航客船(不定期)
など
交通アクセス
ポートターミナル駅ホームよりQ1バースへ接岸中のぱしふぃっくびいなすを見る
周辺
近隣の旅客船ターミナル
かつて存在した主な旅客船ターミナル
脚注
出典
外部リンク