磯村 一路(いそむら いつみち、1950年11月30日 - )は日本の映画監督、脚本家。アルタミラピクチャーズ専務取締役。岐阜県出身。
来歴・人物
岐阜県立岐阜高等学校、早稲田大学第一文学部社会学専修卒業。
カメラマンを目指していたが大学卒業後はデザイン会社に勤務するかたわら、新宿のジャズ喫茶などで映画の上映会を主催[1]。その上映会のゲストで来ていた若松孝二監督に声をかけられ、ずっと興味があった映画に関わりたいと会社を退職してアルバイトをする[1]。1977年から助監督として若松に師事[2]。神代辰巳、崔洋一、高橋伴明監督らの作品にも携わる。
1979年、『レイプゾーン/犯しの履歴書』により監督デビュー。以後はピンク映画の監督と平行して助監督、製作主任を務める[3]。1989年に、『ギャッピー ぼくらはこの夏ネクタイをする!』にて一般作品を初監督(1990年公開)。1993年、桝井省志プロデューサー、周防正行監督らとともにアルタミラピクチャーズを設立。1996年の周防監督作品『Shall we ダンス?』では、イギリスロケのプロデューサーを担当している。
1998年の『がんばっていきまっしょい』は、主演の田中麗奈らに対するものも含め、その年の映画賞を複数受賞した。
インタビューでは「やはり僕から見ると女性というのは永遠に謎で、撮れば撮るほどわからないところが面白いんです」と話している[2][4]。
主な作品
映画
監督
脚本
プロデューサー
テレビドラマ
Vシネマ
- 『大激突』(1993年)- 監督
- 『闇金の帝王 銀と金2』(1994年)- 脚本・監督
- 『特攻レディース 夜露死苦!』(1994年)- 脚本
受賞歴
- 『船を降りたら彼女の島』
- 2003年度International Family Film Festival(IFFF) 長編・ドラマ部門賞
出典