| この記事には 複数の問題があります。 改善や ノートページでの議論にご協力ください。
- 独自研究が含まれているおそれがあります。(2011年1月)
- 正確性に疑問が呈されています。(2011年2月)
|
盗塁阻止率(とうるいそしりつ)とは、野球におけるデータのひとつ。捕手(キャッチャー)が、盗塁を試みた相手チームの走者(ランナー)を、自分の送球によってアウトにした割合のこと。
概要
- 盗塁阻止率 = 盗塁刺 ÷ 企図数
捕手の肩の強さを数値化したものとして評価され、選手能力を示す指標のひとつとしてよく用いられる。
ただし、捕手の強肩が知られている場合、走者はよほどの俊足ランナーがうまく投手のモーションを盗めた場合ぐらいしか盗塁をしようとしないため、盗塁阻止率はさほど高くはならない。つまり、強肩捕手は盗塁走者をアウトにすることではなく、盗塁をさせない事でもチームに貢献している。そのため、捕手を評価するには、盗塁阻止率だけではなくイニングあたり盗塁数も考慮すべきである。また、盗塁を阻止するには、投手との連携や投手自身のクイックモーション及び牽制球の巧拙等にも影響されるため、一概に盗塁阻止率が低いことが捕手のみの責任、とは言い切れない。
前述のように強肩捕手は必ずしも盗塁阻止率が高くはならないが、弱肩捕手では明らかに低い数値となる。特にプロ野球の捕手において、低い盗塁阻止率はその選手の捕手としてのキャリアの終わりを示す。極端に低い盗塁阻止率は、球史に残る大捕手の最終期に記録されることが多い。例として、NPBでは野村克也、MLBではマイク・ピアザが挙げられる。
プロ野球では一般に3〜4割あれば十分、5割あれば驚異的と言われる。公式には1969年から記録されており、それ以前の数字は公式な発表はされていないが、試合ごとの記録(スコアブック)は存在するため、個人による集計などによって一部の選手のものは導出されている。
記録
日本プロ野球
シーズン記録盗塁阻止率5割以上
捕手としての出場試合数が規定試合数(シーズンのチーム試合数の半数以上)に到達している選手が対象。盗塁阻止率が記録されるようになった1969年以降の記録のみを対象とする。
- シーズン最高盗塁阻止率 セ・リーグ記録は古田敦也(1993年)の.644、パ・リーグ記録は梨田昌孝(1979年)の.536
- シーズン最低盗塁阻止率 パ・リーグ記録は田上秀則(2010年)の.069、セ・リーグ記録は関川浩一(1994年)の.125
通算盗塁阻止率
(1969年以降の記録のみ、捕手出場500試合以上)
メジャーリーグベースボール
シーズン盗塁阻止率
歴代上位5名(チームのシーズン試合数の半数以上に出場したもの)[1]
※ 2020年はシーズン60試合
通算盗塁阻止率
歴代上位5名(通算500試合以上出場)[2]
脚注
関連項目