益子陶芸美術館(ましことうげいびじゅつかん)は、栃木県芳賀郡益子町にある[4]陶芸美術館である。
益子町に関係した益子焼と陶芸、そして民藝も扱う[2]町立の複合施設である「陶芸メッセ・益子」の中心となっている美術館である[2]。
1993年(平成5年)6月26日に「陶芸メッセ・益子 陶芸館」として開館した[2]後、2003年(平成15年)、「陶芸メッセ・益子」の博物館登録と共に「益子陶芸美術館」へと改称した[3]。
概要
濱田庄司や島岡達三といった益子を代表する陶芸家や、濱田庄司にゆかりのある陶芸家の作品を収集し[5]
、展示している他、国内外の現代陶芸を中心に、年3~4回企画展を開催している[6]。
施設
- 1階:有料エリア
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- 第1展示室・第2展示室
- 特別展が行われる1階の展示室。
- 常設展示室
- 濱田庄司や島岡達三、そしてバーナード・リーチなど、益子焼に貢献した様々な先人たちの作品が常設展示されている。
- 2階:有料エリア
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- 2階展示室
- 特別展と同時開催されている小企画展の展示室。
- ギャラリー:土器・陶器でたどる益子の歴史
- 古墳時代から日用陶器製品隆盛時代、そしてに至るまでの「益子と益子焼の陶器の歴史」を綴る展示エリア[7]。
- 無料エリア:美術館1階北側
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- 第3展示室
- 入り口入って左奥にある、無料で観覧出来る展示室。
- 窯業技術支援センター伝習生・研究生の修了作品展や[8]、年に1回行われる益子町の小中学校、高校の陶芸展、[9]、そして「益子国際工芸交流事業」関連の展示など[10]、「益子町と陶芸」に関する様々な展示が行われている[11]。
- 喫茶サロン・ミュージアムショップ
- 気に入った益子焼のカップでコーヒーや紅茶が楽しめる、ミュージアムショップ併設の喫茶サロン[12]。
- 笹島喜平館:益子陶芸美術館と入場券共通
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- 近代日本を代表する木版画家・棟方志功に学び、生涯にわたって白黒の版画を追求した益子町生まれの木版画家・笹島喜平の、独特の「拓刷り」の技法によって摺られた作品や、最初期の木版画を常設展示している[13][14]。
- 入場券は益子陶芸美術館と共通であり、美術館が閉館の時は同時閉館となる。
- 「たわみ」:古郷秀一 作
- 「笹島喜平館」の庭にある、益子町出身の彫刻家である古郷秀一の初期作品「たわみ」[13][15]。
所蔵陶芸家
濱田庄司の他、主に益子焼陶芸家の作品を収蔵している。また濱田庄司に関係した陶芸家や、益子や「民藝」に関係していた陶芸家、また日本のみならず、バーナード・リーチの他、主に英国の外国陶芸家の作品も収蔵している。
常設展示
1階常設展示室で常設展示されている。
益子焼の陶芸家
益子や濱田庄司や民藝に縁がある作家
英国の陶芸家
その他の陶芸家
参考文献
関連文献
益子陶芸美術館の収蔵品が記載されている文献
脚注
注釈
- ^ 2階「土器・陶器でたどる益子の歴史」展示エリアで常設展示されている[7]。
出典
関連項目
外部リンク
公式サイト
公式SNS
「陶芸メッセ・益子」の情報も含め、ほぼ同一内容を告知している。
案内サイト
陶芸メッセ・益子の情報も併記している。