百瀬川(ももせがわ)は、滋賀県高島市内を流れる一級河川。
概要
高島市マキノ町知内で琵琶湖に注ぐ河川である。この河川は上流域からの土砂流出が多く、土砂が堆積した結果、典型的な天井川となり、周囲の地面と河床との高低差は7 mに達する[1]。上流部(大沼から沢地先)にて明瞭な扇状地を形成している[2][3]。川の堤防が高く、橋を架けると両岸は急坂とならざるを得ないため、川の下をくぐるトンネル(百瀬川隧道。詳細は後述)が建設された[3]。その後、近くを流れる生来川に合流するため河川の流路変更及び改修が行われ、河口から1.5 kmの区間が天井川となる状態を解消した[1]。2022年(令和4年)9月にトンネルの撤去が報じられ[4]、後にトンネルの撤去と道路拡幅工事(片道1車線化)が行われた。
百瀬川隧道
百瀬川の堤防が高いため、川の下をくぐるトンネルとして1924年(大正13年)から1925年(大正14年)に建設された[3]。このトンネルはコンクリートで造られたものであり、総延長は36.4 m、幅5.5 mであった[3]。2022年(令和4年)9月にトンネルの撤去が報じられた後[4]、撤去作業が行われたため現存しない。
歴史
備考
脚注
注釈
- ^ 『大学入試150点』(3問完答)の2問目。出題文は「百瀬川の下を国道が通っている。このような川を何というか」(原文を基に再構成)であった(正解は「天井川」であるが、百瀬川隧道を通る道路は国道ではない(※この隧道を通る道路は滋賀県道287号小荒路牧野沢線である))。
- ^ (クイズで不正解となった場合は現地(出題された所)に行かなければならない。フィールドワークの参加者は同企画の解答者、大泉と共演者の鈴井貴之・藤村忠寿・嬉野雅道(藤村と嬉野はディレクター)であった。なお、出題者の安田顕は北海道テレビのスタジオに残った)
- ^ (百瀬川隧道を自動車で通過した大泉は「ドーム川」と答え、同行者から「ドーム川ってのはどういう事だよ」(原文ママ)と説教を受けた。その後、大泉は同隧道の歩行者用トンネルを(同行者と一緒に)歩いているときに「天井川」と答え、正解した)
- ^ (扇状地は『大学入試150点』(3問完答)の1問目として出題(※「この地形図の特徴的な形状を持つ地形の呼び方は何というか」)、扇央は『大学入試150点』(3問完答)の3問目として出題(※「この地形の中央部の呼び方とその特徴は何ですか」(ともに原文を基に再構成)))
出典
参考文献