白石町 (川崎市)

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白石町
町丁
地図北緯35度30分06秒 東経139度42分37秒 / 北緯35.501672度 東経139.710244度 / 35.501672; 139.710244
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 川崎市
行政区 川崎区
地区 田島支所
人口情報2024年(令和6年)9月30日現在[1]
 人口 28 人
 世帯数 17 世帯
面積[2]
  0.35200789 km²
人口密度 79.54 人/km²
設置日 1926年大正15年)
郵便番号 210-0857[3]
市外局番 044(川崎MA[4]
ナンバープレート 川崎
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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白石町(しらいしちょう[5])は、神奈川県川崎市川崎区町名である。住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されているが、丁目は設けられていない[5]。面積は352,007.89m²[2]

地理

川崎区の臨海部に位置し、北は田辺新田、北東は南渡田町に接する。残る3方向は運河に囲まれ、東は田辺運河を挟み扇町、南は白石運河を挟み大川町、西は境運河を挟み横浜市鶴見区安善町に向かい合う。そのうち、橋が架かっているのは大川町との間のみである。町の北端をJR鶴見線が通り、町内に武蔵白石駅が設けられている。武蔵白石駅構内で鶴見線大川支線が分岐し、町域を縦断して大川駅方面へと向かう。大川支線の西側は日本鋳造の本社・工場、東側はアサヒの金属処理工場、富士電機の工場やダイエープロセスセンターなど工場や物流施設が町域の大部分を占める[6]。全域が工業専用地域に指定されている[7]

交通

町内にはJR鶴見線武蔵白石駅があるが、大川駅発着の列車は通過する。「白石駅前」「白石町」「大川橋」の停留所があり、川崎駅東口と大川町の「日清製粉」を結ぶ川崎鶴見臨港バスが停車するほか、これとは別に朝夕を中心に「ダイエー川崎プロセスセンター」を発着する路線バスも運行されている。

歴史

明治時代、日本の近代化に向け工業港の建設を考えていた浅野総一郎鶴見川河口から大島村地先にかけての浅瀬に着目。1912年(明治45年)に鶴見埋立組合を設立し、県と田島村の許可を受け埋め立てに着手した。1926年(大正15年)、埋立事業に出資した功績をたたえ、白石元治郎の姓から「白石町」と名付けられた。同様に、大川町大川平三郎浅野町は浅野総一郎から採った人名地名である[8]。1931年に鶴見臨港鉄道(現在のJR鶴見線)武蔵白石駅開業、同年に石炭火力発電所日本電力川崎発電所[注釈 1]操業開始。1937年には日本鋳造川崎工場が操業を開始した[9]

1964年には住居表示を実施するとともに[5]町域の一部を田辺新田に編入。1972年(昭和47年)4月1日には川崎市が政令指定都市に移行したことにより、川崎市川崎区白石町となる[9]

世帯数と人口

2024年(令和6年)9月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
白石町 17世帯 28人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[10]
124
2000年(平成12年)[11]
39
2005年(平成17年)[12]
58
2010年(平成22年)[13]
42
2015年(平成27年)[14]
16
2020年(令和2年)[15]
21

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[10]
98
2000年(平成12年)[11]
17
2005年(平成17年)[12]
41
2010年(平成22年)[13]
24
2015年(平成27年)[14]
7
2020年(令和2年)[15]
11

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[16][17]

番・番地等 小学校 中学校
全域 川崎市立浅田小学校 川崎市立京町中学校

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[18]

町丁 事業所数 従業員数
白石町 53事業所 2,142人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[19]
59
2021年(令和3年)[18]
53

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[19]
2,212
2021年(令和3年)[18]
2,142

その他

日本郵便

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[21]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 川崎臨港警察署 鋼管通交番

脚注

注釈

  1. ^ のちの東京電力潮田発電所。1973年廃止。

出典

  1. ^ a b 令和6年町丁別世帯数・人口 9月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年10月25日). 2024年10月28日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)
  3. ^ a b 白石町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b c 区別町名一覧表(川崎区)”. 川崎市市民文化局市民生活部戸籍住民サービス課 (2013年12月9日). 2021年4月12日閲覧。
  6. ^ (角川 1984, p. 1076)
  7. ^ ガイドマップかわさき 都市計画情報 用途地域等”. 2022年7月22日閲覧。
  8. ^ (日本地名研究所 1991, pp. 78–79)
  9. ^ a b (角川 1984, p. 488)
  10. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  16. ^ 川崎区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月5日). 2023年8月23日閲覧。
  17. ^ 川崎区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月5日). 2023年8月23日閲覧。
  18. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  19. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  20. ^ 郵便番号簿PDF(2024年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年11月28日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2024年度版)
  21. ^ 交番案内/川崎臨港警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年9月13日閲覧。

参考文献

  • 『県別マップル14 神奈川県道路地図』昭文社、2020年。ISBN 978-4-398-62683-7 
  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。 
  • 日本地名研究所『川崎の町名』川崎市、1991年3月31日。 

関連項目

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