『爆弾花嫁』(ばくだんはなよめ)は、1932年に制作され[1]、1935年(昭和10年)10月15日に公開された佐々木啓祐監督の日本映画[2]。
モノクロ、3巻からなるサウンド版であったこの作品は[3]、長らく失われた映画とされていたが、山根貞男らの調査によってロシア国立フィルム保存所(ゴスフィルムフォンド)(ロシア語版)で、サウンドトラックが失われた状態で発見され、1997年の第10回東京国際映画祭で上映された[1]。
蓮實重彦は、「昭和初期のエロ・グロ・ナンセンスの雰囲気をそのままとどめた、息もつかせぬ作品」とこの作品を評している[1]。
あらすじ
尺八教室の師匠は金の亡者で、甕の中に金を隠し持っている。その娘をめぐって、ふたりの弟子が求婚するが、師匠が認めた相手は実は金目あてで、娘は相思相愛のもう一人の弟子と逃げ出す。
脚注