熊野神社(くまのじんじゃ)は東京都江戸川区の神社。
歴史
1707年(宝永4年)に創建された。下今井村の鎮守であった。また江戸川を航行する船舶関係者からも信仰を集め、社前を航行する際は、帆を下げて頭を下げたという[2]。
おくまんだしの水
かつて、当社前の江戸川には「だし」と呼ばれる杭があって、江戸川の激流を緩和していた。そして「だし」付近の水は清澄であったことから、徳川将軍家ではその水を江戸城まで運ばせて茶の湯をたてていた。熊野神社(おくまん)の杭(だし)の水ということから「おくまんだしの水」と呼ばれていた。この「おくまんだしの水」は将軍家専用ではなく、一般にも開放されており、野田の醤油にも使われていたという[2]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b 内田定夫 著『江戸川区史跡散歩 (東京史跡ガイド23)』学生社、1992年、92-93p
参考文献
関連文献
関連項目