澤野 貴夫(さわの たかお、Takao Sawano)は日本のゲームクリエイター。任天堂株式会社情報開発本部技術制作部部長。
1972年任天堂に入社。前年に入社した上村雅之とともにLSIを使用したゲームの製作に携わる[1]。その後ゲーム&ウオッチの製作に携わった後上村の下でファミリーコンピュータの開発プロジェクトに参加する。ファミリーコンピュータの十字ボタンを提案している[1]。
「NINTENDO64」や「64DD」、「ニンテンドーゲームキューブ」、「ニンテンドーDS」をハードウェア設計開発の段階から、ソフトウェア開発チームの観点からのハードウェアの基礎技術の研究開発業務。ならびに、任天堂社内開発者向けの技術サポート業務を担当。
64DDで発売された『マリオアーティスト』シリーズのプロデュースも担当。
ハードウェア
- NINTENDO64(1996年6月23日)
- 64DD(1999年12月1日)
- ニンテンドーゲームキューブ(2001年9月14日)
- ニンテンドーDS(2004年12月2日)
- バランスWiiボード(2007年12月1日)ハードウエア・プロデューサー[2][3]
作品
スタッフクレジットに名前が載っているサポート担当作品
- スーパーマリオ64(1996年6月23日、NINTENDO64)テクニカルサポート
- ウェーブレース64(1996年9月27日、NINTENDO64)テクニカルサポート
- マリオカート64(1996年12月14日、NINTENDO64)テクニカルサポート
- スターフォックス64(1997年4月27日、NINTENDO64)テクニカルサポート
- ウエーブレース64 振動パック対応バージョン(1997年7月18日、NINTENDO64)テクニカルサポート
- スーパーマリオ64 振動パック対応バージョン(1997年7月18日、NINTENDO64)テクニカルサポート
- どうぶつの森+(2001年12月14日、ニンテンドーゲームキューブ)テクニカルサポート
- スーパーマリオサンシャイン(2002年7月19日、ニンテンドーゲームキューブ)テクニカルサポート
脚注
- ^ a b “【任天堂「ファミコン」はこうして生まれた】第7回:業務用機の仕様を家庭用に、LSIの開発から着手”. 日経BP. 2014年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月22日閲覧。
- ^ “社長が訊く『Wii Fit』”. www.nintendo.co.jp. 任天堂. 2020年5月15日閲覧。
- ^ “【GDC08】 任天堂・澤野貴夫氏が『Wii Fit』の革新的インターフェイスについて講演”. インサイド. イード. 2020年5月15日閲覧。