『潜水艦ろ号 未だ浮上せず』(せんすいかんろごう いまだふじょうせず)は新東宝が1954年に製作した戦争映画。
一部は『轟沈』の映像を流用している。
あらすじ
ろ号(呂号)潜水艦は、伊号潜水艦に比して小型の潜水艦である。優秀な乗組員の努力によって戦果を上げるが、上層部は潜水艦戦に疎く、航空機を検知するレーダー波探知機の供給は受けられず、糧食を運搬する危険な任務にあてられる。
物語は入湯上陸の際における乗組員個々のドラマを挿話とし、若き兵士の恋の発芽、結婚を誓い合う軍医長と恋人、妻や子供との時間を貴ぶ艦長、孤独な兵士のそれぞれを描いている。
日本の劣勢は挽回しがたく、やがてろ号も最後の出撃、駆逐艦に追い詰められる。
スタッフ
- 監督:野村浩将
- 製作:島村達芳
- 原案:高橋一郎
- 脚本:新井一、野村浩将
- 撮影:山中晋
- 美術:進藤誠吾
- 音楽:服部正
- 録音:村山絢二
- 照明:折茂重男
キャスト
映像ソフト
- 2001年6月22日にDVDが発売された[1]。2001年12月21日には、『軍神山本元帥と連合艦隊』『人間魚雷回天』を同時収録したDVD-BOX『新東宝名画傑作選DVD-BOX2 海戦特攻編』が発売された[1]。
| この節の 加筆が望まれています。 (2014年8月) |
脚注
- ^ a b 「綴込特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2002」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、170頁、雑誌コード:01843-05。
外部リンク