『泣いたらアカンで通天閣』(ないたらアカンでつうてんかく)は坂井希久子による日本の小説である。2012年5月15日に祥伝社より出版された。
2013年には、読売テレビにより木南晴夏主演でテレビドラマ化、映画化された。
概要
大阪・新世界の下町商店街を舞台に描かれる、父娘の涙と笑いの人情喜劇。新世界北側のどん詰まりにある空き店舗も目立つ廃れた商店街に母を亡くし不器用で喧嘩っ早い父と祖母の3人で暮らすラーメン屋「味よし」のひとり娘・千子を主人公に、商店街のおせっかいで暑苦しいほど情の濃い人間関係の中大阪弁の勢いのある掛け合いを通じて、千子の恋愛や亡き母の秘密、父娘の絆が描かれる[1]。
著者が編集者との雑談の中で話した著者の父の逸話が面白かったことで、関西の父娘の物語を書きませんかと提案を受け、著者自身の原点、土壌のようなものを描きたいと著者の父母をモデルとして執筆された[2][3]。
あらすじ
登場人物
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書誌情報
テレビドラマ版・映画版
読売テレビ開局55周年記念ドラマとして、2013年3月26日から28日まで読売テレビ(関西ローカル)で0:28 - 1:23(JST。25日 - 27日深夜)に放送された[4][5][注 1]。この他、読売テレビで制作・放送されている番組のレギュラー出演者がそれぞれ端役で出演している[注 2]。
2013年 日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビドラマ番組優秀賞受賞[6]。
さらに、劇場映画版として2013年3月23日から3月30日に開催された第5回沖縄国際映画祭Peace部門に出品され、3月24日に公式上映された[7][8]。
あらすじ
キャスト
スタッフ(テレビドラマ)
スタッフ(映画版)
- 製作委員会メンバー - 読売テレビ、吉本興業
- 製作代表 - 本田邦章、岡本昭彦
- ゼネラルプロデューサー - 奥山和由、木谷俊樹
- プロデューサー - 堀口良則、高橋優子、仲良平、田中井皓介
関連商品
- DVD
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舞台
松竹製作により舞台化され、わかぎゑふ脚本・演出、赤井英和・三倉茉奈主演により大阪松竹座にて2018年2月1日から2月10日まで上演された[11]。
キャスト(舞台)
スタッフ(舞台)
脚注
注釈
出典
外部リンク