治平(ちへい)は中国・元末に徐寿輝が建てた私年号。1351年 - 1355年(1350年建元説もある)。太平にも作る[要出典]。
正史は徐寿輝の年号として「治平」しか挙げていないが、李崇智の整理によれば、清代の考証ではこのほか「天啓」「天定」を挙げ、また考古史料により「太平」も確認されている。ただし元年と末年、改元の順については諸説が錯綜しており、定説が確立していない。
西暦・干支・他元号との対照表
出典
- 『元史』巻42 本紀第42 順帝8 至正11年冬10月条
- 徐寿輝拠蘄水為都、国号天完、僭称皇帝、改元治平、以鄒普勝為太師。
- 『明史』巻123 列伝第11 陳友諒
- 至正十一年九月陥蘄水及黄州路、敗元威順王寛徹不花。遂即蘄水為都、称皇帝、国号天完、建元治平、以普勝為太師。
参考文献
関連項目