池田 長裕(いけだ ながひろ)は、江戸時代後期の旗本、彰義隊頭。通称は元之助。官位は従五位下・大隅守。
経歴
天保11年(1840年)、旗本池田長顕の嫡男として誕生。
万延元年(1860年)、14代将軍・徳川家茂の小姓となる。翌2年(1861年)、父長顕が急死し家督相続する。慶応元年(1865年)、長州征討に出陣する家茂の供をする。慶応2年(1866年)、寄合となる。慶応4年(1868年)、彰義隊に参加する。同年4月に路線対立から頭取の渋沢成一郎が脱退すると、彰義隊頭となる。同年5月15日上野戦争に敗れると、船で磐城平、さらに北海道の五稜郭に逃れ、新政府軍に抗戦した。