森山 至貴(もりやま のりたか、1982年 - )は、日本の社会学者、作曲家、早稲田大学准教授[1]。
人物
社会学者として
神奈川県生まれ。神奈川県立多摩高等学校、東京大学教養学部総合社会学科相関社会科学分科卒業、同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース博士課程満期退学[2]。2011年「<わたしたち>でいることの困難と技法 現代日本におけるゲイ男性のつながりの社会学的考察」で、東京大学より博士(学術)[3]。
早稲田大学文学学術院専任講師をへて准教授。専攻は社会学、クィア・スタディーズ[1]。
作曲家として
合唱曲の作曲家として活動している。2002年、無伴奏混声合唱のための「青空について」で第13回朝日作曲賞佳作。2007年、無伴奏混声合唱のための「たべもののうた?」で第18回朝日作曲賞佳作。2009年、男声合唱とピアノのための「どうぶつのうた?」で第20回朝日作曲賞佳作。2011年、混声合唱とピアノのための「さよなら、ロレンス」で第22回朝日作曲賞入賞[4]。音楽之友社などからの出版譜がある[5]。
著書
- 『「ゲイコミュニティ」の社会学』(勁草書房、2012年)[6]
- 『LGBTを読みとく クイア・スタディーズ入門』(ちくま新書、2017年)[7]
- 『10代から知っておきたい あなたを閉じ込める「ずるい言葉」』(WAVE出版、2020年)[8]
- 『10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」』(WAVE出版、2023年)
音楽作品
- 無伴奏混声合唱のための「青空について」(2002)
- 無伴奏混声合唱のための「たべもののうた?」(2007)
- 男声合唱とピアノのための「どうぶつのうた?」(2009 / 詩:木坂涼)
- 混声合唱とピアノのための「どうぶつのうた?」(詩:木坂涼) 音楽之友社から出版[9]
- 混声合唱とピアノのための「さよなら、ロレンス」(2011 / 詩:四元康祐) 音楽之友社から出版[5]
- 「蝶 はばたく朝」(詩:成本和子) (2014年にこの曲を含む作品 混声合唱組曲「蝶 はばたく朝」として演奏)
- 混声合唱組曲「沈黙のありか」(2011 / 詩:牟礼慶子) 音楽之友社から出版[10]
- 混声合唱曲「どのことばよりも」(2011 / 詩:牟礼慶子) Miela Harmonijaから出版
- 女声合唱とピアノのための「おてんきのうた?」(2013 / 詩:木坂涼) Miela Harmonijaから出版[11]
- 混声合唱とピアノのための「コーラス」(2013 / 原詩:Jack Kerouac(ジャック・ケルアック) 訳詩:池澤夏樹、高橋雄一郎)[12]
- 混声合唱曲「春の天使」(2014 / 詩:みなづきみのり)
- 男声合唱とピアノのための「始原の蛇」(2014 / 詩:高岡修) Miela Harmonijaから出版
- 混声合唱組曲「太陽と海と季節が」(2014 / 詩:高野民雄) Brain Musicから出版
- 混声合唱とピアノのための「かなでるからだ」(2015 / 詩:みなづきみのり) 音楽之友社から出版[13]
- 混声合唱とオルガンのための「最初の質問」(2015 / 詩:長田弘)
- 混声合唱曲「鼓動」(2015 / 詩:田中佐知)[14]
- 男声合唱曲「どのことばよりも」(2015 / 詩:牟礼慶子) Miela Harmonijaから出版
- 「治癒」(2015 / 詩:征矢泰子)[15]
- 「青春」(2016 / 詩:征矢泰子)
- 「シシリアン・ブルー」(2016 / 詩:長田弘)[16]
- 女声合唱曲「どのことばよりも」(2016 / 詩:牟礼慶子) Miela Harmonijaから出版[17]
- 「宿命」(2017 / 詩:征矢泰子)
- 「この世界のぜんぶ : 混声合唱曲」(2020 / 詩:池澤夏樹) [18]
- 「この日々を、この時代を」(詩:里乃塚玲央)
脚注
外部リンク