桂 可那子(かつら かなこ[1]、1875年〈明治8年〉2月20日 - 1940年〈昭和15年〉8月17日[2])は、日本の11代・13代・15代内閣総理大臣である桂太郎の妻(内閣総理大臣夫人)。愛知県名古屋市出身。
経歴
父は村上浜次郎で、その後、名古屋の上前津の料亭「旗亭香雪軒」の経営者である木村常次郎の養女となる[3]。
後の夫である桂太郎が第三師団長になった際、「旗亭香雪軒」に何度も訪れ、27歳年下の可那子を見染め、1891年(明治24年)より事実婚し、1898年(明治31年)に井上馨の養女として桂と結婚した。太郎との間には3男1女を儲けた[4]。ちなみに太郎には歌子と貞子という前妻がおり、可那子とは3度目の結婚であった[5]。
1940年(昭和15年)、死去。
脚注