杉村 敏正(すぎむら としまさ、1918年9月26日 - 2011年9月13日[1])は、日本の法学者。専門は行政法。学位は、法学博士(京都大学・1982年1月23日)(学位論文「法の支配と行政法」)。京都大学名誉教授。
略歴
1918年(大正7年)大阪府出身。1939年(昭和14年)大阪高等学校 (旧制)文科を卒業後、京都大学政治学科へ入学。卒業後は、同大助手を経て1947年(昭和22年)助教授、1954年(昭和29年)京都大学法学部教授に就任[2]。
その後は京都大学法学部長・大学院法学研究科長(在任:1972年10月22日~1974年10月21日)、龍谷大学法学部教授、宮崎産業経営大学法学部教授を務めた。国民主権・平和・人権尊重を基調とする法理論体系の構築に取り組んだ。
1978年に、7期28年に及んだ蜷川虎三知事の後継として、京都府知事選挙に、共産党支持で立候補したが、自由民主党推薦候補の林田悠紀夫に敗れた。
2011年9月13日、老衰のため死去。92歳没[1]。
経歴
主な著書
以下、編著
- 新法学辞典』(日本評論社、1991年)
- 行政救済法 (1)(有斐閣、1990年)
- 行政救済法 (2)(有斐閣、1990年)
- コンメンタール地方自治法(勁草書房、1979年)
- 行政法概説 総論 3訂版(有斐閣双書)(有斐閣、1988年)
- 行政法概説 各論 第3版(有斐閣双書)(有斐閣、1988年)
以下、共著書
門下生
脚注