本間美術館(ほんまびじゅつかん、Homma Museum of Art)は、山形県庄内地方の大地主であった本間家が収集した品を保管、展示する山形県の登録博物館。運営は、公益財団法人本間美術館。収集品を展示する美術館としてのみならず、京風の純和風建築「清遠閣」、庭園「鶴舞園」による庭園美術館としての性質も持つ。庭園の片隅にある窯では、民芸品である本間焼が造られている。
概要
1947年5月、戦後初の私立美術館として本間家別荘の木造二階建ての建物と19,800平方メートルの庭園の開放を受け開館する[1]、運営は本間家の係累のほか、地元の有志らによって立ち上げられた「酒田美術協会」が担い[2]、初代館長には日本刀研究の第一人者として知られる本間順治が就任した。
1965年には財団法人化され、酒田美術協会は美術館の後援団体となった[1]。1968年には創立20周年記念事業の一環として庭園内に建設した伊藤喜三郎の設計による新館がオープンしている[1]。
収蔵品は本間家が代々受け継ぎ、充実させてきた美術工芸品を主としている。本間家では、奢侈を戒め、質素倹約に努めることを家訓とし歴代当主も遵守してきたことから、収蔵品はおしなべて質実剛健である[2]。家伝品以外では、本間順治の弟で第2代館長を務めた本間祐介によって収蔵品に加えられた円山応挙の「鼬図」が館を代表する展示品として親しまれている[2][3]。
沿革
文化財
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鶴舞園(かくぶえん)
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酒田の迎賓館と称された清遠閣
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重要文化財
名勝
アクセス
関連項目
脚注
参考文献
- 山形放送株式会社新版山形県大百科事典発行本部事務局編 『新版山形県大百科事典』 山形放送、1993年。
外部リンク