本多 淳亮(ほんだ じゅんりょう、1925年1月20日 - 2001年8月9日)は、日本の法学者。専門は労働法。学位は、法学博士(論文博士・1967年)(学位論文「ユニオンショップの研究」)。大阪市立大学名誉教授。弁護士。
略歴
東京帝国大学法学部卒[1]。
1967年「ユニオンショップの研究」で法学博士の学位を取得。大阪市立大学講師、助教授、教授、1988年定年退職、名誉教授、大阪経済法科大学教授、1995年から非常勤講師、1998年退職。退職後は弁護士として活動。
著書
- 『米国不当労働行為制度』有斐閣 1953 大阪市立大学法学叢書
- 『労働組合と法律』有信堂 1963 文化新書
- 『業務命令施設管理権と組合活動』労働法学出版 1964
- 『合理化と人事問題 配転・解雇・人員整理・採用・定年制』労働旬報社 1964
- 『ユニオンショップの研究』有斐閣 1964
- 『組合活動の権利 施設管理権・業務命令との闘い』労働旬報社 1967 労旬新書
- 『不当労働行為と組合活動』法律文化社 1969 新文化選書
- 『人事問題と労働者の権利 配転・出向・解雇・定年制・人事考課の実務』労働旬報社 1974
- 『官公労働者のストライキ権』法律文化社 1978
- 『雇用調整と人事問題 労使関係の実体と法的考え方』ダイヤモンド社 1978
- 『労働組合法』ダイヤモンド社 1978
- 『労働契約・就業規則論』一粒社 1981 現代労働法学の課題
- 『男女雇用平等法とはなにか "先進国ニッポン"の条件』ダイヤモンド社 1984
- 『労働法総論』青林書院 1986 現代法律学全集
- 『労働組合法講話』青林書院 1988
- 『現代法への招待』法律文化社 1990
- 『企業社会と労働者』大阪経済法科大学出版部 1996
共編著
- 『労働法演習』片岡曻,窪田隼人共著 有信堂 1961
- 『就業規則 理論と実務』佐藤進共著 ダイヤモンド社 1965
- 『労働法の基礎知識 質問と解答』窪田隼人,片岡曻共著 1965 有斐閣双書
- 『労使慣行をめぐる法律問題』沼田稲次郎,籾井常喜共著 総合労働研究所 1967
- 『合理化と人事問答』編 労働旬報社 1968 労旬新書
- 『公害と労働者』片岡曻共編 法律文化社 1971
- 『労働法の基礎』片岡昇,窪田隼人共編 青林書院新社 1975 基礎法律学大系
- 『労働組合法の基礎』中山和久共編 青林書院新社 1976 基礎法律学大系
- 『女の労働基準法 男女均等法のつかい方・70章』宮地光子共編著 労働旬報社 1986 ヒューマン・ネットワーク・シリーズ
- 『脱「サービス残業」社会 いま日本の働き方を考える』森岡孝二共編著 労働旬報社 1993
- 『外国人労働者問題の展望』村下博共編 大阪経済法科大学出版部 1995
記念論集
- 『権利闘争の発展のために 本多淳亮・片岡曻先生還暦記念』民主法律協会 1985
- 『労働契約の研究 本多淳亮先生還暦記念』岸井貞男他 法律文化社 1986
脚注
- ^ 20世紀日本人名事典「本多 淳亮」の解説 本多 淳亮 ホンダ ジュンリョウ 2022年6月閲覧
参考文献
- 本多淳亮教授略歴・著作目録 「法学雑誌」1988-03
- 本多淳亮教授略歴・業績目録 「大阪経済法科大学法学論集」 2000-07