有田 謙二(ありた けんじ、1946年[1] - )は、日本のチェスプレーヤー。
来歴・人物
北海道空知郡滝川町(現・北海道滝川市)生まれ[1]。1967年にチェスを始めた[1]。
1970年に西ドイツのジーゲンで開催された第19回チェス・オリンピアードと1974年にフランスのニースで開催された第21回チェス・オリンピアードに日本代表選手として出場した[1]。ジーゲン・チェス・オリンピアードでは2勝2引き分け7敗[1]、ニース・チェス・オリンピアードでは4勝3引き分け4敗[1]。1975年の関東チャンピオン[1]。1976年から1980年にかけて河出書房新社から刊行された『チェス・マスター・ブックス』シリーズでは全6冊中3冊を著し、1冊の翻訳を担当した。『チェス・マスター・ブックス』は1995年から1996年にかけて改訂版が、2010年から2011年にかけて新装版が刊行されたが、改訂版では全6冊刊行されたものの、新装版では『6 チェス小百科』が外され、全5冊での刊行となった。
1990年代以降はチェスプレーヤーとして目立った活動はないものの、2010年に刊行された『チェス・マスター・ブックス 1 定跡と戦い方』新装版の「はじめに」で「チェスへの情熱に変わりはなく、若い強豪選手達の活躍を喜んでおります」と語っている[2]。
著書
単著
訳書
脚注・出典
- ^ a b c d e f g 『定跡と戦い方』 新装版、211頁。
- ^ 『定跡と戦い方』 新装版、3頁。