明治橋(めいじばし)は、大分県臼杵市野津町大字野津市の大野川水系野津川に架かる鋼橋。原位置(架橋当初の場所)にある現役の鋼橋としては日本最古の橋である[5]。2005年(平成17年)に土木学会選奨土木遺産に選定されている[6]。
概要
国道10号(当時は国道36号)の一部として、1902年(明治35年)に架設された。現存する道路用鋼鈑桁橋としては日本で2番目に古く、原位置(架橋当初の場所)にある現役の鋼橋としては日本最古の橋である[5]。また、日本最古の鋼・コンクリート合成床版を有する鋼橋でもある[7]。
この橋の架設当時は、日本では製鉄はほとんど行われていなかった[注 1]ため、英国から輸入されたドーマンロング社(英語版)製の鋼材が使用されている[8]。
諸元
- 所在地:大分県臼杵市野津町大字野津市
- 河川:大野川水系野津川
- 形式:2連単純鋼2主鈑桁橋[4]
- 橋長:32.5m(16.25m × 2)[4]
- 幅員:5.4m[4]
- 主桁高:1.4m[4]
- 竣工:1902年(明治35年)2月
- 設計者:安田不二丸
- 施工者:大阪鉄工所(現在の日立造船)
- 管理者:臼杵市
- 文化財等:土木学会選奨土木遺産[1]、大分県指定有形文化財[1]
脚注
注釈
出典
外部リンク