戸波 江二(となみ こうじ、1947年4月9日 - )は、日本の法学者。専門は憲法・教育法。違憲審査制を中心に研究する。早稲田大学名誉教授。元司法試験第二次試験考査委員(2004年まで)。芦部信喜門下。
来歴
人物
芦部信喜(東京大学名誉教授)の門下生である。芦部の著書である『憲法』(岩波書店)のはしがきには、当時筑波大学教授であった戸波が、同書及び『国家と法Ⅰ』(放送大学教材)の執筆に関わったことが書かれている(これらの著書に戸波独自の考えは反映されていない)。
研究テーマ
- 国の人権保護義務
- 科学技術と人権
- 被害者の人権
- 違憲審査制の活性化
在外研究
社会的活動
- IT時代の選挙運動に関する研究会委員
- ドイツ憲法判例研究会代表
学説
脚注
- ^ 戸波江二『憲法』(地方公務員の法律全集1)(ぎょうせい、1998年)175頁等
- ^ 前掲書453頁等
著書
- 『憲法』(地方公務員の法律全集1)(ぎょうせい、1992年)- 新版は1998年
- 『ゼミナール憲法裁判』(日本評論社、1986年)
- 『考える憲法』(共著)(弘文堂、1988年)
- 『人権』Sシリーズ(有斐閣、1992年)
- 『統治機構』Sシリーズ(共著)(有斐閣 1992年)
- 『新憲法学習のとびら』(日本書籍、1994年)
- 『憲法[第3版]』別冊法学セミナーNo.128、129(共著)(日本評論社、1994年)
- 『ドイツの憲法判例』(法学書院、1996年)
- 『ユーブング憲法[第2版]』法学教室増刊(共著)(有斐閣、1997年)
- 『憲法[補訂版]』現代青林講義(共著)(青林書院、1997年)
- 『在外選挙:外国の制度と日本の課題』(共著)(インフォメディア・ジャパン、1998年)
- 『人間・科学技術・環境:日独共同研究シンポジウム』(共編著)(信山社出版、1999年)
- 『ドイツの最新憲法判例』(信山社出版、1999年)
- 『子ども中心の教育法理論に向けて』(共著)(エイデル研究所、2006年)
- 『やさしい憲法入門(第3版)』(法学書院、2006年)
所属学会
- ドイツ憲法判例研究会 (代表 、国内 )
- 日本公法学会
- 全国憲法研究会
- 日本教育法学会
- 日米法学会
- 日独法学会
- 法政策学会
- 日本高等教育学会
関連項目
外部リンク
- 先代
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- ドイツ憲法判例研究会代表
- 1992年 - 2013年
(栗城壽夫との共同代表)
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- 次代
- 鈴木秀美
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