徳永 進(とくなが すすむ、1948年 - )は、日本の医師、ノンフィクション作家。鳥取県生まれ。鳥取県立鳥取西高等学校[1]、京都大学医学部卒業。鳥取赤十字病院の内科医。1982年、『死の中の笑み』で講談社ノンフィクション賞受賞。83年同作品はNHKドラマ人間模様で「愛と砂丘の町」として放送された。2001年、鳥取市内にホスピスケアのある「野の花診療所」を開設。
著書
- 『隔離 らいを病んだ故郷の人たち』ゆみる出版 1982 のち岩波書店同時代ライブラリー:副題「故郷を追われたハンセン病者たち」、岩波現代文庫
- 『死の中の笑み』ゆみる出版 1982
- 『死のリハーサル』ゆみる出版 1986
- 『臨床に吹く風』新興医学出版社 1986 のち岩波書店同時代ライブラリー、岩波現代文庫
- 『話しことばの看護論 ー ターミナルにいあわせて』看護の科学社 1988
- 『病室 ー 教室への伝言』太郎次郎社 1989 「病室から」集英社文庫
- 『形のない家族』思想の科学社 1990 「病気と家族」集英社文庫
- 『カルテの向こうに』新潮社 1992 のち文庫
- 『三月を見る ー 死の中の生、生の中の死』1992 論楽社ブックレット
- 『ターミナル・ケア入門 ー 看護婦さんからの10通の便り』関西看護出版 1992
- 『こんな人に会っちゃった ー 徳永進と12人』看護の科学社 1993
- 『ニセ医者からの出発 ー ドクターSuの妄想』同友館 1993
- 『空を見る ー ぬくもりのターミナルケア』1994 かもがわブックレット
- 『みんなのターミナルケア ー 看護婦さんの便りから』関西看護出版 1994
- 『医療の現場で考えたこと』岩波書店 1995 シリーズー生きる
- 『心のくすり箱』岩波書店 1996 のち現代文庫
- 『臨床という海』看護の科学社 1996
- 『老いと死がやってくる』雲母書房 1998
- 『やさしさ病棟』新潮社 1998 「ホスピス通りの四季」新潮文庫
- 『ナースtoナース』関西看護出版 1999
- 『臨床医のノート』エム・イー振興協会 2001
- 『死の文化を豊かに』筑摩書房 2002 のち文庫
- 『野の花診療所まえ』講談社 2002
- 『野の花診療所の一日』共同通信社 2003
- 『人あかり 死のそばで』ゆみる出版 2004
- 『老いるもよし 臨床のなかの出会い』岩波書店 2005
- 『死ぬのは、こわい?』理論社・よりみちパン!セ 2005 のちイースト・プレス
- 『ナースの広場』関西看護出版 2005
- 『野の道往診』日本放送出版協会 2005
- 『野の花の入院案内』講談社 2006
- 『てんしさん』ミウラナオコ絵 関西看護出版 2009
- 『野の花ホスピスだより』新潮社 2009 のち文庫
- 『こんなときどうする? ー 臨床のなかの問い』岩波書店 2010
- 『わたしだって看取れる』ベストセラーズ 2013
- 『野の花あったか話』岩波書店 2015
- 『在宅ホスピスノート』講談社 2015
- 『団塊69(ロック) ー 臨床医のつぶやき』佼成出版社 2015
- 『どちらであっても ー 臨床は反対言葉の群生地』岩波書店 2016
共編著
- 『患者さんが教えてくれたターミナルケア』鳥取赤十字病院ターミナルケア研究会共編著 看護の科学社 2000
- 『ハンセン病 ー 排除・差別・隔離の歴史』沖浦和光共編 岩波書店 2001
- 『いのちの言葉 対談集』柳田邦男、山崎章郎、道浦母都子、高史明、細谷亮太共著 三輪書店 2005
- 『詩と死をむすぶもの ー 詩人と医師の往復書簡』谷川俊太郎共著 2008 朝日新書
- 『ケアの宛先 ー 臨床医、臨床哲学を学びに行く』鷲田清一共著 雲母書房 2014
参考
脚注