徳山大神宮(とくやまだいじんぐう)は、北海道松前郡松前町にある神社である。旧社格は郷社。渡島一宮と称される。
祭神
天照大御神・豊受大神を主祭神とするが、その他46柱の神々を合祀している(後述)。
歴史
創建の年代は不詳であるが、かつて、秋田・津軽の漁民は毎年春になると当地に渡って漁をし、秋に帰っていたが、アイヌからの危難を逃れるために伊勢神宮の大麻(お札)を祀る小祠を唐津内町に建て、これを「伊勢堂」と称したのに始まると伝えられる。
天正10年(1582年)、領主蛎崎(松前)季広が蔵町(現在の松前町字福山)に遷座して「神明社」と改称し崇敬した。承応元年、松前藩主松前高広が現在地に社殿を造営して遷座し、伊勢神宮から正式に神璽を奉請した。明治4年11月村社に列し、同8年12月に現社名「徳山大神宮」に改称、翌9年10月、郷社に昇格した。大正4年2月、神饌幣帛料供進神社に指定された。
昭和46年3月5日、本殿が北海道有形文化財に指定され、同52年に修理したが、これに併せて拝殿を神明造に改築、翌53年に竣工した。
境内社
羽黒神社(木花咲耶姫命)
文化財
- 本殿(道指定)
- 棟札(道指定)(36)
- 鳥居(道指定)
合祀神
近隣47神社を合祀したため、以下の46神を併せ祀っている(同一の神を祀る神社が複数あったため、同じ神が複数柱祀られている)。
合祀神社一覧
- 古館稲荷神社
- 天満神社
- 人麿神社
- 奇音神社
- 北ノ丸稲荷神社
- 小松前稲荷神社
- 豊照神社
- 久須野神社
- 諏訪神社
- 北ノ丸天満宮
- 八幡宮
- 金刀比羅神社
- 全生室神社
- 磐舩神社
- 匠工祖神社
- 水神神社
- 三彦神社
- 天満神社
- 祓岩稲荷神社
- 住吉神社
- 天満神社
- 八郎神社
- 風神神社
- 琴比羅神社
- 天星宮稲荷神社
- 稲荷神社
- 千軒神社
- 狩場神社
- 利尻山神社
- 厳島神社
- 風神神社
- 日枝神社
- 廣峯神社
- 北野神社
- 船玉神社
- 稲荷神社
- 天満神社
- 稲荷神社
- 稲荷神社
- 二柱神社
- 妙見神社
- 馬形神社
- 徳山稲荷神社
- 天満神社
- 榊神社
- 琴比羅神社
- 春日神社
脚注
外部リンク