『強がりカポナータ』は、2019年12月25日に公開された日本の映画作品。
概要
『新橋探偵物語』内に登場した劇中劇ポスターから発想を膨らましたゲイポルノ映画。2019年12月25日に劇場公開[1]。
翌年1月12日に横浜光音座1で舞台挨拶を行った[2]。仮タイトルは劇中映画そのままの『たけしとかずよし』。劇中劇としてみても成立するように、男性キャスト陣は『新橋探偵物語』で役者およびその関係者として配役した役者陣で構成している[3]。
タイトルのカポナータはシチリア島およびナポリの伝統料理。ナスを中心に煮込む料理を男性3人の溶け合う情景になぞらえている[3]。
2020年9月25日から行われるUPLINK渋谷での特集上映「OP PICTURES TEAM若 -WAKA-」で初の一般劇場公開[4]。アンコール上映を経て同年11月20日から単独ロードショー公開。同日には改めて舞台挨拶を行った[5]。
ストーリー
海辺の街で妹・茉凛とトラットリアを営む武。茉凛は交際相手の子を身篭っており、近々結婚式を挙げることになっている。相手は、7年前イタリア修行へ旅立った一義の弟・優生。このため親族として一義も一時帰国するのだが、実は一義は武の元恋人でもあったのだ。そこに海から現れた謎の男、彰も現れ、三角関係が始まった。
キャスト
- 武
- 演 - 伊神忠聡
- 海辺の街でトラットリアを営むシェフ。家業と介護の生活の中、幸せに過ごしてきたが…。
- 一義
- 演 - 折笠慎也
- 7年前にイタリアへと料理修行の旅にに出た武の相棒。
- 彰
- 演 - 後藤剛範
- 海から上がってきた筋肉質の大男。
- 茉凛
- 演 - 秋乃ゆに
- 武の妹。トラットリアを手伝うが妊娠がわかる。
- 幾多郎
- 演 - 近藤善揮
- トラットリアのオーナー。現在は食事などの介護が必要な身。
- 久海
- 演 - 久保亜津子
- 幾多郎の妻で武や茉凛の母。幾多郎の介護を献身的に行う。
- 鱸清順(きよのり)[6]
- 演 - 尾倉ケント
- トラットリアの常連客。海辺の町の役人で若者の移住を促す政策を日夜考えている。
- 優生
- 演 - 長野こうへい
- 茉凛の婚約者で一義の弟。
スタッフ
- 脚本:奥山雄太(ろりえ)
- 監督補:坂田科申(ふくよか舎)
- 撮影応援:鎌田輝恵
- ロケーションコーディネート:荒井樹里亜、青木康至
- フードコーディネート:松田憲明
- フィッシングコーディネート:松本知明
- スチール:竹村正成
- 編集・整音:藤村政樹,坂田科申
- タイトル:大脇初枝
- 劇伴:伊藤資隆
- 劇中音楽:レイ・アルフォンソ・正田、MAKOTO OKAZAKI[7]
- 録音:小柳多央[7]
- トレイラー編集:八ツ橋翔次
- 仕上げ:東映ラボ・テック株式会社
- 提供:オーピー映画
- 制作・著作:ふくよか舎/towaie
- 配給:オーピー映画
脚注
外部リンク