常動曲という名の通り、何回でも最初から繰り返し演奏できるように作られた楽曲であり、当時普及し始めていた機械に着想を得たと言われている。スコアの最後には「あとはご自由に」と書かれており、フェイドアウトする演奏や最初から繰り返す演奏、指揮者が「あとはこの繰り返しです」と聴衆に語りかけて終わるという演奏などがあるが、現在では聴衆に語りかけて終わる演奏のほうが一般的である。例えばウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2015では、ズービン・メータが、この曲を自ら"et cetera. et cetera..."と語って終わらせた。また、かつてのニューイヤーコンサートで、ロリン・マゼールは演奏終了直後にドイツ語で”und so weiter,und so weiter(この後も引き続きます)”と述べた過去があった。その他にもクレメンス・クラウスは、自身のこの作品の録音で”and so on"と言って曲を終わらせた。