川崎大師駅(かわさきだいしえき)は、神奈川県川崎市川崎区大師駅前一丁目にある、京浜急行電鉄大師線の駅である[1]。駅番号はKK23。
歴史
開業以来、京浜電気鉄道(大師電気鉄道)、東京急行電鉄、京浜急行電鉄と移行されたが、京浜急行電鉄最古の駅であるとともに、現存する関東最古の電車駅でもある。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。両ホーム間は地下道で連絡している。エレベーターやエスカレーターは設置されていない。
改札口は2007年(平成19年)12月20日より供用を開始した1番線側の「北口」と2番線側の「南口」の2か所がある。初詣などの混雑時には南口横の臨時改札口も使用される。臨時改札口と北口には簡易ICカード改札機も設置済。
バリアフリー対応設備としてスロープおよび構内踏切が設置されていたが、北口改札の供用開始とともに構内踏切が廃止された。これにより、1番線ホームより南口方面(川崎大師など)へ車椅子等で向かう場合には、駅構外にある踏切を経由することとなった。
トイレは2番線ホームにあり、多機能トイレも併設されている。
のりば
接近メロディ
作曲家の古賀政男が生前、川崎大師の信者であったことにちなみ、2014年5月1日から2015年4月30日まで、古賀の代表作である美空ひばりの「柔」をアレンジしたものを接近メロディとして使用していた[3]。メロディはスイッチの制作で、編曲は塩塚博が手掛けた[4]。
利用状況
2021年度の1日平均乗降人員は14,347人である[京急 1]。例年、大晦日深夜から正月にかけては初詣客で混雑する[1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員[5]
年度
|
1日平均 乗降人員[6]
|
1日平均 乗車人員[7]
|
1995年(平成07年)
|
|
8,798
|
1996年(平成08年)
|
|
8,495
|
1997年(平成09年)
|
|
8,347
|
1998年(平成10年)
|
|
8,085
|
1999年(平成11年)
|
|
8,181
|
2000年(平成12年)
|
|
8,024
|
2001年(平成13年)
|
|
7,851
|
2002年(平成14年)
|
15,550
|
8,121
|
2003年(平成15年)
|
16,135
|
8,140
|
2004年(平成16年)
|
16,781
|
8,711
|
2005年(平成17年)
|
16,363
|
8,389
|
2006年(平成18年)
|
16,849
|
8,448
|
2007年(平成19年)
|
16,803
|
8,600
|
2008年(平成20年)
|
17,295
|
8,611
|
2009年(平成21年)
|
16,879
|
8,555
|
2010年(平成22年)
|
16,680
|
8,468
|
2011年(平成23年)
|
16,316
|
8,194
|
2012年(平成24年)
|
16,465
|
8,231
|
2013年(平成25年)
|
16,877
|
8,389
|
2014年(平成26年)
|
17,605
|
8,787
|
2015年(平成27年)
|
16,898
|
|
2016年(平成28年)
|
17,207
|
|
2017年(平成29年)
|
17,729
|
|
2018年(平成30年)
|
18,050
|
|
2019年(令和元年)
|
18,231
|
|
2020年(令和02年)
|
[京急 2]13,013
|
|
2021年(令和03年)
|
[京急 1]14,347
|
|
駅周辺
バス路線
駅前の大師バス停から川崎鶴見臨港バスの路線バスが発着する。大師線の南側を川崎駅方面へ向かう川23系統のほか、平日には国道409号を並行して走る川01系統(1往復のみ)や快速浮島橋行きも運行される。また、正月などは川崎駅前 - 大師間直行の臨時便も運行される。
1958年5月13日から1999年7月16日まで、京浜急行バス[注釈 1]が羽田空港行き路線バスを運行していた[8]。
隣の駅
- 京浜急行電鉄
- 大師線
- 鈴木町駅 (KK22) - 川崎大師駅 (KK23) - 東門前駅 (KK24)
脚注
注釈
出典
- 京浜急行電鉄の1日平均利用客数
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
川崎大師駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク