尾上 克郎(おのうえ かつろう[1][2]、1960年[1][2]6月4日[3][4] - )は、日本の特撮映画・テレビの特撮監督。鹿児島県出身[出典 1]。
来歴
学生時代に自主制作映画へ携わったのをきっかけに、テレビ番組の装飾・小道具を手掛ける大晃商会でアルバイトを入る[4]。以後、映画、コンサートを中心に美術、装飾、特殊効果マンとして活躍[4]。1982年の映画『爆裂都市 BURST CITY』で美術スタッフとして映画キャリアをスタートした。
1985年に特撮研究所所属となる[出典 2][注釈 1]。スーパー戦隊シリーズやメタルヒーローシリーズなどで操演技師を務めた後、1994年『ブルースワット』で特撮監督としてデビュー[出典 1]。東映特撮のデジタル化を推進した[4]。その後、同専務取締役となる[5]。
2011年10月27日、「VFX-JAPANキックオフミーティング」ではパネルディスカッションに登壇した[6][7]。
2013年2月23日、VFX-JAPANアワードの「CM、博展映像部門」を受賞した[8]。
2023年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞[9]。
人物
映画監督の緒方明とは佐賀県立佐賀西高等学校時代の同級生で、緒方のデビュー作『東京白菜関K者』(1980)では主役の白菜男を演じた[4]。
特撮研究所では、矢島信男から効率重視の精神を叩き込まれたといい、自身の仕事においても自分がやりたいことに注力するよりもそれを切って作品全体の質を向上させることを重視している[4][1]。スケジュールは初日をきっちりこなすことでスケジュール通りに進むようになると持論を述べている[4]。周囲からも監督よりプロデューサーの考え方に近いと言われるという[1]。
特撮監督
テレビドラマ
映画
その他参加作品
脚注
注釈
出典
出典(リンク)
参考文献
外部リンク